【銀魂】ゾッとするようなヤンデレ短編集

山崎退：恐怖 ページ17

「ねえ、帰ろうよ。」


神楽「何言ってるアルか！まだお化け見つけてないアル！」


新「そ、そうです、ね。」


銀「お、おおいA、も、もし、こここ怖かったら、ててて手を繋いでやややややろうかかかかか？？？？」


此処は大江戸歌舞伎町から少し離れた田舎にある古道場。毎年SASで噂が消えない廃道場。
此処で霊が度々出ると言う噂なので、絶賛ビビってる銀さん＆メガネと、オバケ捕まえたい神楽の万事屋さんチーム。腐れ縁で、着付け専門店で働いてる私、桜凪Aで来ていた。
つか、銀さんガチブルじゃん。


「大丈夫です。」


嫌な予感しかしないんだけどな。だって、絶対ナニがあるじゃんナニが！！因みに、私多分そう言う類、見える方だと思う。つか、たまに見るし、ってか、今も見えてる。随分大勢いたのか、かなりの数、こっち見てる。正直に言おう。メッチャ怖ええええ！！！！！！


新「にしても、勿体ないなあ。道場を放棄するなんて。」


神楽「とりあいず入るアル！！」


銀「お、俺等はう、後ろ、みみみ見張ってるから・・・な・・・」


新「分かりました。要するに怖いんですね。」


銀「ばばっかやろ・・・んな、こた、ねえよ・・・」


まあ、怖いよねそりゃ。


「はぁ・・・入りたくないよーう。」


ほら、もうこっち見てんじゃん！！ガン見してんじゃん！！怖いよ、めっさ怖いよおおお！！


銀「怖えよ、皆さんこっち見てるし。」


「銀さん、ひょっとして」


銀「お前もかA！良かった。俺一人見えるんじゃなくて。一体、何があったんだろーな。」


「うん。同感。」


入口を入ってすぐに見えたのは骸骨。何か肩の骨に刃物ぶっ刺さってんじゃん！何故か血も見えるうううう！！！


銀「うわぁ・・・」


「出たい。」


廊下を進み、手洗い場、厠、倉庫などなどなど。色々見たが、怖い物ばっか。特に怖いのは首なしの状態で全身真っ赤な奴だわ。




何故か肛門にナニがぶっ刺さってた。ナニがあったんだろう。





「ぎゃっ、口からタレが！」


銀「そういう事言うな！！」


銀「うわあっ！！煙草とマヨネーズを咥えて頭に木刀刺さってる霊【ニコチンマヨラー】があああ！！！」


「ふんぎゃあっ！！言うな馬鹿野郎！！」





「ぅえ？何か、ドＳ感半端無さそうな霊がいる。あー、向こうから木刀もって怒った顔の霊の大群が・・・それを見て笑うこのドＳ霊。あ、木刀どんどん投げてく。」

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