碁：坂本辰馬 ページ13
高「おいおい。まさかてめぇ、俺達も見えてないのか？」
辰「高杉！それにヅラ！？」
桂「ヅラじゃない桂だ！貴様、何度言わせれば気が済むんだ！」
辰「な、何でおまん等が此処に・・・」
銀「何ってそりゃあ」
高「狩れそうな魂がこの海援隊の船にいたからさ。てめえの事だ。どうせ、『あの世も、お前が思っとる程、悪う所じゃなか！』とか言って諭してから直ぐに狩るだろうと思ったが、中々魂気が消えねえからな。何してんだと思ってよ。」
桂「！！！高杉、お前、そんなにも辰馬の物真似が上手いとは・・・」
高「五月蠅ぇっ！」
銀「んで？そいつの、取らないの？」
辰「む、無理じゃぁ・・・わしには、わしには、出来ん・・・」
桂「珍しい事もあるもんだ。貴様が魂を取れんとは。」
高「ふん。おめえ、もしかして、此奴が好きなのか？」
辰「・・・ああ。」
銀「ふーん。お前が人間を好きになるなんてなぁ。」
辰「なあ、頼む！此奴の魂を取らずに済む方法、何かないんか？」
桂「そうは言えど、一応狩るのが、俺達の仕事だぞ、辰馬。狩らないなんて選択肢は・・・」
銀「あ、そーだ。だったらおめえ、俺達と取引しねえか？」
辰「どういうことじゃ？」
銀「その女を生かすには、他の女の魂をそいつにぶち込むしかあるめえ。」
高「成程な。要するに、俺らが狩ってきた女の魂とお前が狩ってくる男の魂交換するっつ―ことだ。」
辰「そんなん、全然構わん！寧ろ持ってってくれ！」
桂「いいのか・・・？まあ、いいか。誰でもいいが、誰のを」
辰「・・・決まっとろうが。」
３「「！！」」
わしゃ、真っ先に船内にいる部下を殺して回った。鎌で狩る、そんなんは古い。狩る武器は、死神ごとで違うてな。わしは拳銃じゃ。まだ起きている奴は心底驚いておったがなぁ。そりゃそうじゃろうな。船長が部下を殺す。あり得ん話じゃが、部下だろうが関係なか。Aさえ、生きてくれればいいんじゃ。他は、どうでもいい。Aさえ、生きていれば、他の奴なんざ、死のうが生きようがどうでもええ。
桂「なんてことだ。まさか部下を」
高「くくっ。まさかだなぁ。良い眺めだ。」
銀「うわぁ。サイコパスだなぁ高杉。だがあいつ遂に狂っちまったな。女一人の為に部下を何十人も撃ち殺すとか、ないわ。」
・
「た、つ・・・ま・・・？」
辰「良かった。ホンマ良かった。」
「え、何で、そんなに、血塗れ、なの？」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リン - この作品…まじで神回すぎる!いつ見ても尊いです! (2021年11月23日 9時) (
レス) @page28 id: acbfc488df (このIDを非表示/違反報告)
若菜 - 小太郎さんなら殺されていい (2021年5月10日 21時) (レス) id: b87c27bf3b (このIDを非表示/違反報告)
Mystic(プロフ) - くうはくさん» 銀「ん、あんがとね、つーか、読んでくれて良かったぜ。」 (2019年8月29日 0時) (レス) id: 45efa41e06 (このIDを非表示/違反報告)
くうはく - 主コメ好きですw (2019年8月28日 3時) (レス) id: 3ea891ac7c (このIDを非表示/違反報告)
Mystic(プロフ) - Y.O18さん» 金「ははは、そうかい。(；A；)｣ (2019年4月1日 22時) (レス) id: 45efa41e06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mystic | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/
作成日時：2018年6月13日 0時
