9.事情聴取�� ページ10
翌日
私は警視庁の前にいた。
(行きたくない。超絶、行きたくない。)
目の前にそびえるドラマでよくみる威厳のある建物を見上げる。
昨日の夜は濃い1日の疲労からぐっすり寝てしまった。
知らない人の家で、友達、とまでは呼べないほど浅い関係のしかも男性のいる家で、鍵がかかっている部屋とはいえおちおち寝てしまえる自分の神経の図太さがかえって愛おしく思えてくる。
目が覚めシャワーを浴びようとシャワールームの場所を昴に尋ねると、『‥僕が手当てするわけにいかないので博士の家に行ってください。まだ彼女がいるはずですから。』と追い出されてしまった。
シャワーを浴びて再び哀ちゃんにがみがみ言われながらされるがままに手当てを受けて、博士宅のリビングに出て哀ちゃんと博士にお礼を言うと、そこには昴さんがいた。
『なんで？』
昴「迎えに来たんですよ。」
『隣から？』
という謎のやりとりを終え、再び工藤邸で昴さんから
「やはり事情聴取を受けないと不自然です。警察がAさんの行方の捜索を始める前に出向いた方がいい。」
と言われ、今に至る。
しぶしぶ家を出る際、Aさん、と呼ばれて振り向くと両手を手に持っていたスマホごとがしっと握られ、
「送り迎えをすると言った矢先ですが、あいにく今日は予定が入ってしまいまして、送れなくてすみません。これが僕の番号ですから何かあったらすぐに連絡してください。些細なことでも構いませんから。」
と至極真面目な顔で捲し立てられ、
『‥わかりました。』
とだけ言って出てきた。
(一応あの後電話でアポとってるし、何も悪いことしてないとはいえ警視庁の敷地に入るための一歩の勇気がでない。
でも、これ以上ここにいるのはかなり不審なんじゃ‥！)
？「‥神崎Aさんですね？」
突然背後から名前を呼ばれ肩が跳ねる。
『‥はい。』
ぎぃっと音がするくらい強張った身体でゆっくり振り向くとスーツのメガネのおじさんがいた。
風見「警視庁公安部の風見です。あなたの身柄は公安部で預かることになりました。こちらへ」
『‥え？』
初めてみる本物の警察手帳に多少ワクワクしたものの
すぐに我に返る。
本当にこの刑事は正義の味方なのだろうか。
敵にしかみえん。
Aは風見の後に続きながらふと思いを馳せていた。
(昴さんのが100倍優しかった。)
まるで故人思い浮かべる時のように空に昴の顔が透けて見えた気がした。
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Iris(プロフ) - 理人さん» そう言っていただけて嬉しいです！まさに私が目指す赤井さんです！ありがとうございます！ (2020年7月30日 0時) (
レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
理人 - 赤井さんかっこいい超えてえろいんだけど!?続き気になりすぎて寝れん〜!! (2020年7月26日 1時) (レス) id: 1b1cdfc4cd (このIDを非表示/違反報告)
まりも - 沖矢さんも赤井さんも好きなので応援しています！更新頑張ってください！ (2020年6月21日 17時) (レス) id: 696e21e34c (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2020年6月21日 17時) (レス) id: b4da24f398 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 沖矢昴の設定の部分で夢主の名前が「名前」になってますよ (2020年6月17日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス | 作成日時：2020年6月17日 8時
