#259.感情 ページ5
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「え、何の音……？」
瀬名先輩の顔から、血の気が引いていく。
『ぼ、僕が何してるか……わかる？』
真の声音は、とても弱々しかった。
『泉さんが唯一評価してる顔を、壁にぶつけてるんだ！』
異常な言葉。
顔を、壁にぶつけている。
安全を守られた防音レッスン室での生活より、真は自由な生活を求めているのだ。
「何してるのウッキー、やめろ!!」
スバルが真に向かって呼びかける。
北斗にアホコンビと言われている片割れの、真の行動を止めようとしているのだ。
『明星くん、声が聞こえてるよ！ありがとう！』
扉の向こうで今、真は無邪気な笑顔を見せているのか。
喧嘩するスバルと北斗を止めているいつもの声音で。
『僕が決めたことを実行するんだ！だから、証人になってね！』
心を込めて、真は言い放った。
『『Trickstar』が……Aちゃん達がくれた心に従って、僕は貰い手がいないくらい顔を潰したって！』
「その時はAが貰ってくれるよ……!!」
「今ここで冗談言ってる場合!?」
自分の彼女を売るなんて最低だな。
アホコンビを発動させないでほしい。
『えへへ……。Aちゃん、貰ってね！』
「マジかよ……」
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和花(プロフ) - わたみずさん» ありがとうございます！更新頑張りますね!! (2018年8月31日 17時) (
レス) id: 1e9cdb3643 (このIDを非表示/違反報告)
わたみず(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！♪(*‘ω‘ ≡ ‘ω‘*)♪ (2018年8月30日 18時) (レス) id: f57990a05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和花 | 作成日時：2018年8月19日 18時
