#281.感情 ページ32
・
「ッー!?」
思わず、スバルを強く突き放す。
真と真緒は何があったのかわからないのか、首を傾げている。
『Ra*bits』やあんず、命は頬を真っ赤に染めていた。
「わッ!?……もう、危ないなぁ」
スバルはよろけて後ろに躓きかけたものの、器用にバク転をして立ち直る。
『今のはファンサービスの一環だよ！引き続き楽しんでね〜☆』
スバルはそう言ってまた、バックダンサーを務める。
真と真緒は終始首を傾げていたものの、またパフォーマンスに戻った。
「私だけ意識して……。馬鹿みたい」
口から出た自分の言葉の意味が、私にはいまいちよくわからなかった。
☆
「お疲れ様です、先輩方……♪」
顔を紅潮させている私、ゲッソリとしているスバル、そしてそれを呆れた目で見ているあんず達に紫乃くんが紅茶を配ってくれる。
結果から言うと、『Trickstar』は勝利した。
『Knights』と戦った初戦よりも、ほのぼのとしていてのんびり歌えたと思う。
「……次こんなことやったら、許さないからね」
「はーい……」
スバルを正座から解き放ち、私は紫乃くんから紅茶を受け取る。
「しっかし、スバルちんがライブ中にAちんのでこにキスをするとはな……？」
「仁兎先輩!?」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
和花(プロフ) - わたみずさん» ありがとうございます！更新頑張りますね!! (2018年8月31日 17時) (
レス) id: 1e9cdb3643 (このIDを非表示/違反報告)
わたみず(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！♪(*‘ω‘ ≡ ‘ω‘*)♪ (2018年8月30日 18時) (レス) id: f57990a05b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：和花 | 作成日時：2018年8月19日 18時
