#272.感情 ページ18
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「……北斗には、会えた？」
その言葉に、泣きじゃぐり、あんずにあやされていた命ちゃんの眉がピクリと動く。
《……あぁ！声もかけたぞ！》
「北斗は何て言った？北斗は無事なの？」
《お前の仲間は待っている》
「ッ!?」
《氷鷹は肩を震わせて、目元を手で隠していたな》
「泣いたのかよ……」
《氷鷹は無事だ。……ただ、焦がれたような目はA達のことを思っていたのだろう》
「ッ……そっか」
《俺達は『Trickstar』の応援に向かう！だから、頑張ってくれ……☆》
「勿論だよ！」
プツリ、と電話が切れる。
ツー、ツーと無機質な音が聞こえた。
「A、北斗くんは!?」
「無事だって。千秋先輩の言葉に、泣いたんだって……ッ」
視界がだんだんボヤけてくる。
嗚呼、私は泣いているのか。
「辛そうにするなら……1人で抱え込むなら、戻ってこいよ、馬鹿……ッ!!」
何で私達の王子様は1人で何でも解決させようとするの。
「……皆」
涙を腕で拭う。
「どうしたの？」
「2回戦、お願いしてもいい？」
「どういうことだ……？」
真緒は意味がわからない、と首を傾げた。
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和花(プロフ) - わたみずさん» ありがとうございます！更新頑張りますね!! (2018年8月31日 17時) (
レス) id: 1e9cdb3643 (このIDを非表示/違反報告)
わたみず(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！♪(*‘ω‘ ≡ ‘ω‘*)♪ (2018年8月30日 18時) (レス) id: f57990a05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和花 | 作成日時：2018年8月19日 18時
