ひめサマとうつりくん チョイシリアス風味。 ページ2
利衣太目線。
ここで昔話をさせてもらおう。
俺の家。移利家は弱小一家。
裏社会で移利の者と言っても何もどうしようもなかった。
俺はそんな家の跡取りとして生まれた。
生まれ、この世に堕ちて最初に思ったことは、
『貧弱すぎる。この世もこの俺も』
そんなことを考えながら俺は移利家で大事に育てられた。
周りが俺を大事に大事にしすぎるせいで鍛錬ができなかったため
他の者より弱かった。ただの弱者だった。
5歳の頃、そのことが嫌になり一度家を飛び出した。
その時ちょうど、幼い俺は知らされてなかった争いがあったという。
1人で家を飛び出した為、俺は争い相手につかまってしまった。
左目の入れ墨はその時入れられたもの。
まあ、貧弱すぎる俺が生き残るすべはなく
死ぬのを幼いながら覚悟した時、
??「どけぇ!!!ゴルァ!!!!朱姫組、組長のおとうりだ!!!
道を開けろおおおお!!!!!」
何がすごい罵声が聞こえると俺が捕まっていた部屋に一人のジーさんが入って来た。
??「小僧、お前何もんだ?」
そういわれちゃ名乗るしかなく、
「俺?移利組の移利利衣太だ、おっさんこそ誰だよ」
今思うと可愛げなかったな俺。
しかしそのじーさんは笑顔で俺にこう言った。
紺色「ワシか?ワシは朱姫組9代目組長朱姫紺色だ。覚えておけよ
それに利衣太といったお前、何故ここにつかまっている?」
「見てわかんねーのか、俺等とこの組は敵対組織。
俺を殺す気で捕まえたんだろ。」
紺色「おお、小僧なかなか察しがよいな!!」
紺色さん、今思えばこれが最高の出会いだったのかもしれない。
この話のあと俺はいろいろなことを紺色さん言った。
そして、自分が弱すぎること、世界がつまらないということも。
そうしたら
紺色「わが朱姫組の跡継ぎ、朱姫朱色の側近を探しておる。
良ければお主、 来ないか?わが組に」
その言葉に俺はうなずいた。
そして捕まっていたところから移利家に帰り、父に朱姫組に行くと
一言添えた。そして父は
「行くがよい。今までお前を縛り付けてしまった、少し勉強して来い」
そうして俺は朱姫組に入った。
そこでは朱色と出会い、己を強くするため鍛え、鍛えられた。
そうして今俺はこの朱姫組、生徒会で存在している。
ただそれだけの事なんだ。
人生というやつはどこで転ぶかわからない
おもしろい。
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作者名:鈴桜 | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/syuiro10/
作成日時:2012年3月30日 23時