Short Story . (ページ20)

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「ごめん、今日私彼氏とお弁当食べるから」

『は？！

あんたいつから彼氏なんて』

同じクラスの友達に彼氏が出来たという衝撃の事実に驚きながらも、

広げようとしていたお弁当をまた包む。

"明日は食べてあげるから！！(笑)"

偉そうに言うな、と頭を叩いたと同時に

せっかくだし屋上でお弁当食べよう！！

と、我ながらいい考えを思いついた

ちょっとした憧れなんだよなあ～

天気良いし、ベスト。

階段をのぼろうとした時、目線を上げると

焦げ茶ストレートのイケメン風男子が居て

思わず声を掛ける

一緒にお弁当食べよう、と誘うと

不満そうな顔をしながら了承してくれた。(笑)

名前は平野紫耀くんっていうらしい

随分とかっこいい名前だな

「『…』」

食べてる時沈黙が気まづくて、

『…平野くんって何組？』

「、2組」

『え、隣？！…私3組！！』

「そう、なんだ、」

やばい、また沈黙

こんな顔整ってる人と隣のクラスなんて、！

一人ではしゃいじゃった。。

「…始めて見たかも

A、さんの事」

『え、？

…あ、だよね？！私も！

あと名前呼び捨てで良いから、(笑)』

そっちから話してくれたのが嬉しくて

つい舞い上がってしまった

.

平野くんと出会って二週間。

連絡先も交換して、

私達は
時々途中まで一緒に下校するぐらい、仲良くなった。

放課後、

『…平野くん！帰ろ、

……え？』

玄関で、

私は振ろうとした手を、思わず下げた