奇跡的に ページ4
「神楽ちゃぁぁん！」
「A走ると転けるアルよ。」
普通、幼い子にかけられるような
その言葉を私に向ける人は多くいる。
「今日は奇跡的に転けなかったです！」
「それは偉かったアルな。」
両手に拳を握る私の頭を
神楽ちゃんは笑顔で撫でてくれる。
転けなかったことで
誉められるような高校生は数少ないと思う。
「で、涙目で走ってきてどうしたネ。」
「土方くんと沖田くんに殺されます！」
「あいつらも此処までよく我慢したアル。」
「えッ！？」
別にあの二人に
殺されかけたわけではないけれど、
いずれヤバイ奴に殺されるだ
なんて言って沖田くんが笑ったのだ。
そんな言葉をかけられた後で笑顔を
向けられるなんて恐怖しか浮かんでこない。
「今度は何したアルか。」
「土方くんにココアかけちゃいました。」
「...、
何度人に飲み物ぶっかけたら気が済むネ。」
「気が済むどころか、
むしろもううんざりです。」
「だろうナ。」
憐れみの視線を私に向けながら、
また頭を撫でてくれる。
...同い年の女の子にも
幼い子扱いされる私っていったい。
「ところで今日の放課後は暇アルか？」
「え、はい。」
「じゃあ最近出来た
ケーキ屋さんに一緒に行くネ！」
「ヤバイ奴に殺されるのでやめておきます。」
「...馬鹿アルか。」
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はっか* - 神威大好きなんで凄くうれしいです!更新楽しみにしてます。頑張ってください(^_-) (2017年1月4日 9時) (
レス) id: 117649dacc (このIDを非表示/違反報告)
ヤミー - 更新待ってます！面白いですよ！ (2017年1月1日 17時) (レス) id: f707c0d1ab (このIDを非表示/違反報告)
征波(プロフ) - ミサさん» ありがとうございます！がんばります(*´-｀*) (2016年11月7日 18時) (レス) id: ad95b6fcf1 (このIDを非表示/違反報告)
征波(プロフ) - クミさん» ありがとうございます！ (2016年11月7日 18時) (レス) id: ad95b6fcf1 (このIDを非表示/違反報告)
征波(プロフ) - クロハさん» ありがとうございます！ (2016年11月7日 18時) (レス) id: ad95b6fcf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：征波 | 作成日時：2016年10月8日 21時
