【銀魂3z】coincidence【神威】

単細胞 ページ12

「...うわお。」









レジに表示される金額を見て驚愕する私。




...お財布に優しいはずの
ファミレスとは思えない。









「いったん家に
お金取りに帰っといて良かったです。」









普通高校生が学校に
持っていくような金額じゃないから。




確実に金欠だ、とため息をつきながら
レジのお姉さんに代金を渡した。









「...たくさん食べましたね。」




「お腹すいた。」




「えぇっ！？」









いや、今たくさん食べましたね、
って話しかけたばっかじゃん。




この人の胃袋どうなってるの。









「何か持ってない？」




「え...、あ！」









不意に何か持ってないかと
聞かれて少し考える。




すぐにポケットに
キャラメルが入ってることを思い出して
スカートのポケットに手を突っ込んだ。









「あった、キャラメルなら、どうぞ。」









神威さんに差し出すと、
それを受け取ってすぐに口に入れた。









「何でキャラメルなんて持ってるの？」




「せ、精神安定剤です。」




「は？」









私の返答に、神威さんが眉を寄せた。




確かに可笑しなことを言ってるとは
自分でも分かってるけど。









「私ドジだし泣き虫だし、すぐ落ち込むから、

そう言うときに
キャラメル舐めてたら元気出るんです。」




「単細胞。」




「え゛...。」

泣きそうな顔→←猛烈に死にたい

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