MANKAI寮の天使1 (ページ17)

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二人の朝2 (綴) ページ17

「え？あの、何の話ですか……？」

そしてこのタイミングで、

東「おはよう。なんだか今日は騒がしいね」

と東さんがリビングに現れた。

左京「雪白！お前は大人としてどうたらこうたら……」
至「東さん……俺の嫁の純情を返してください」
「あの、みんな何か誤解して……」

Aが止めようとするけど、当の東さんは面白そうに

「ああ、A。昨日は可愛かったよ」

とさらにみんなを刺激するようなことを言うから、もう収拾がつかなくなった。

至「ちょっと待って、マジで待って」
一成「ちょっ！アズーマジ……！？」
天馬「嘘だろ……？」
太一「うわああAちゃんが……！ショック過ぎッス…！」
椋「あわわ……ええっと……」
左京「中学生は聞くな！耳塞いどけ！」
「東さん、誤解するようなこと……」

Aが赤くなって東さんに抗議したところで、やっと本当のことを教えてくれた。

東「ふふ、ごめんごめん。ボクはAが寝るまで隣にいてあげただけだよ。寝たのも別々のベッドだから大丈夫」

良かった……
違うと思いつつ俺も内心ドキドキしていたから、それを聞いて安心した。

至「あー、マジで良かった。会社休もうかと思った」
左京「紛らわしい言い方をするな全く」
万里「つーか、なんで東さんの部屋だったんだ？」
至「そうそう、至さんも一人部屋だよ」
万里「いや、至さんの部屋は確実に危ないっしょ」
綴「ていうかあんたは早く会社行け！」
「あの、遅れちゃうのでもう行きますね」

Aはこれ以上面倒なことにならないように、そそくさとその場を逃げ出したけど

太一「あ、待ってッス！」
万里「おい、詳しく話せよ」
真澄「俺も聞く」

とすぐに学生組が追いかけていったので、きっと今日は一日中質問責めに遭うんだろうな…監督が帰ってきたら尚更。
大切にされている証拠だけど、Aの苦労を思って少し気の毒になった。