弐拾話。 ページ24
バタバタと廊下を走る
突き当たりを左に曲がると、部屋があった
『(こんな所に部屋あったんだ…)』
連れてきました！と堀川がスパンと襖を開ける
まず目に入ったのは、ボロボロで神力が足りないのか、消えかけている脇差や打刀達と、既に本体だけの短刀
＿そして、畳の上で死んだ様に目を瞑っている髭切と、その髭切の手を握り涙を流している膝丸
｢！！…堀川、何故人間を、連れてきた｣
｢この人は政府の者らしいです！髭切さんを助けれるかも知れません！｣
｢兄者をこんな風にしたのも人間だ！！！｣
敵意丸出しで髭切を守ろうとする膝丸
私は、ひとつ深呼吸して駆け足で近づいた
｢兄者に近づくな！！斬るぞ！！｣
そう言い向けてきた刀は、美しいとは言えなかった
『退いてください！』
｢帰れ！！人間などに兄者を渡すつもりは…｣
『うるさい！！この分からず屋！早く髭切の状態を確認させて！！貴方の大事な兄何でしょ？！死んでもいいの？！』
きつい口調で言うと、一瞬怯む膝丸
その隙に髭切の元へ駆け出す
『髭切さん髭切さん！聞こえますか？』
頬を2、3回叩き、口元に耳をあてる
『まさか学校で習った事が本当にやる事になるとはね…！』
ここは本丸、AEDなどない
ならやる事は一つ。
髭切の胸の上であの形の手を組み、30回垂直に圧迫させる
そして、スゥーと空気を吸い込み、半開きの彼の口に接吻をし、吹き込んだ
その事に刀剣達は驚いていたが、気にしない
『っ、は』
もう一度、空気を吸い込み口に吹き込む
心臓マッサージと人工呼吸を何回か繰り返した時、
｢…っ、かは…っ｣
｢兄者！！｣
『髭切、もう大丈夫だよ』
息を吹き返した髭切は、浅い呼吸を繰り返している
髭切の手を握り、大丈夫、大丈夫と声を掛けた
｢…すぅ…｣
『…だいぶ落ち着いてきたね。膝丸、髭切のそばに居てあげて』
｢…そのつもりだ｣
｢主様、陽生さん達が来ました｣
『わかった、今行く！じゃ、また後で』
｢あ、おいっ！
…礼を言う｣
不器用に言う膝丸が可愛くて、笑ってしまった
ーーーーーー
誰かと接吻させたくてこーなった←
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ヘレナ(プロフ) - もちろん、他の刀剣男士達も尊いですがね！ (8月29日 2時) (
レス) id: de64cae30f (このIDを非表示/違反報告)
ヘレナ(プロフ) - ああ…鶴さん、かわよ あか。⭐︎さんが平気なら、続きが見たいです！泣ける (8月29日 2時) (レス) id: de64cae30f (このIDを非表示/違反報告)
ララーサ - 全部見させていただきました！もぅ( `∀´ †)良すぎですよ！！刀剣男士達可愛いすぎます( # _ #(ｸﾞﾊｯｯｯ過保護なのもまた、良いですね。それと、僕は物吉くんの口調が悪くなっているのも好きです！それと遅いかもしれませんが、お疲れ様です。 (2020年12月30日 3時) (レス) id: 60e0ce23dd (このIDを非表示/違反報告)
北条香恋(プロフ) - とっても応援してます！私も全員闇堕ち見てみたいです！更新がんばってください！ (2020年8月7日 17時) (レス) id: 54024ea3fe (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 面白かったので最初から最後(仮)まで一気見しちゃいました笑ネタですが暴力、夜伽に加え男士達を実験台(例:危険な薬を数種類飲ませてる等)にしてるなんてどうでしょう？あと、数振り堕ちてるとか！((私の)脳腐ってますね！(良い笑顔))お願いします更新停止にしないで泣 (2019年9月24日 11時) (レス) id: 3bb4ad65c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか。
| 作成日時：2016年1月30日 10時
