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28 銃声 ページ30

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早川、姫野、橘、デンジ、パワー in定食屋








パンパンパン―――




「なんだこん音……」

「知らんとは愚かじゃの…… 太鼓の音じゃ」

「祭りか……」

『祭りにしてはやけに音がはっきりしてるような気もするけどね』


「な〜ホントにウヌら昨日交 尾してないのか？」


『うわ、びっくりした、アキ君何してるの？』


周りの音が聞こえない代わりに自分の声が凄く反響する、どうやらアキ君に耳を塞がれてるようだ

アキ君の方を見るけど無表情、言葉で表すなら、無？



「おおちょんまげ！照れとるのか？ウヌらはどうなんじゃ！昨日ベロベロに酔っていたじゃろ！」


「おいやめろ！そういう話をするな！」


『何の話してるの？ねえアキ君？』



目の前にはニヤニヤしているパワーちゃん
話が終わったのか耳から手を離したアキ君


『何の話？』

「…いや、何でもない」

『？』



そんな会話をしていると、横の座席に座っていた男が私達に話しかけてくる



「ここのラーメンよく食えるな…… 味酷くないか？」


「誰…？」



じいちゃんとやらの話をし続ける男は、スーツから１枚の写真を取り出し、デンジ君に見せる



「デンジ お前も好きだったろ？」

「なんのつもりだテメえ…」

「知り合いか？」


すると男は信じ難い言葉を発する



「銃の悪魔はてめえの心臓が欲しいんだとよ」



次の瞬間、男は素早く銃を取り出しデンジ君の頭を狙い撃った


アキ君、姫野さんと次々に立ち上がるも手に持っている銃で撃たれてしまう



『おい！』



コウ、と唱える暇もなく心臓の少し下を撃ち抜かれた





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