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「綺麗になったね」
「、、、」
私の肌を見て、高瀬さんはそれは嬉しそうに笑った。
あんなにつけられた筈の彼の痕は、数日で綺麗に消え去ってしまった。
あんなに消えないで欲しいと願ったのに。
鏡に写った自分が自分じゃないみたいに見える。
こっちの方が私らしいと化粧もネイルもさせない。
今日はこれを着てねと下着から全て用意された服を着させられた。
出された食事を取らない私の身体はみるみるうちに貧相に痩せていった。
この匂いが好きだからと髪を洗われるシャンプーは嫌になる位甘い匂いがして髪から香る匂いにはいつまで経っても慣れない。
「まぁ、いつも綺麗で可愛いけどね」
擦り寄られる頬が肩に当てられて気持ち悪い。
触れられる度に鳥肌が立つ感覚が身体を走る。
抵抗しない私に気を良くしたのか胸元に差し込まれた手に全身が粟立つ。
「いや、、！」
久しぶりに口を開いた言葉がこれだったからか苛立って掴まれた身体が痛い。
無理矢理唇を重ねられる事には慣れてしまった。
これで満足するならと心と頭の中を空にして耐えた。
でも身体までは許せない。
絶対に。
「お預けは好きじゃないなぁ」
押さえつけられた身体は簡単に下着を脱がされてしまった。
ロクに食事を取っていない身体は思っていたより抵抗する力が残っていないらしい。
「やめて」
「嫌がる顔も好きだよ」
可愛いとねっとりとした舌が胸元を這って手錠を掛けられた手で精一杯身体を押し返した。
このままではやられてしまう。
どうしよう。
纏めあげられた腕はカチャカチャと音が鳴るだけでなんの抵抗にもなっていない。
至る所に這う舌が足元に近づいた時、思い切り足を振り上げた。
「いっ、、！！」
振り上げた足は高瀬さんの顔に当たってよろめいてくれた。
人が変わったように怒鳴り散らし始めいつもの様に殴られそれに耐えるだけ。
そうやっていつも抱かれない様に誤魔化してきた。
でも今日はそれで終わらなかった。
顔や身体を殴られる回数と時間がいつもより長い。
髪を思い切り引かれうっすらと目を開けた先に黒い何かが見えた。
ベッドサイドに立つ、人影のような黒いモヤ。
(誰、、、？)
痛みで目を開けていられない。
再び顔を押し付けられ殴られる痛みに声も出せなくなってきた。
口の中は鉄の味でいっぱいになってシーツに落ちた雫は真っ赤だった。
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あーりん(プロフ) - めめさん» ありがとうございます！甘い二人が書きたい私としては早くこのシリアスを抜けたい所ですがしばしお付き合い下さい！笑 (2019年8月27日 21時) (
レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - 更新お疲れさまです(^^)いつも楽しみに待ってます！シリアス展開なのに先が気になってワクワクしていますw更新頑張ってください！ (2019年8月27日 16時) (レス) id: 08075475cf (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 怜莉さん» 楽しみに待って頂いているのがすごく嬉しいです！( ；__； )コメント頂けてとても励みになりますー！少しシリアスなお話が続きますがお付き合いよろしくお願いします！ (2019年8月27日 15時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
怜莉(プロフ) - 更新ありがとうございます！いつも楽しみで、今か今かと待っていますw個人的になんで話数毎の評価ができないんだーーーーー！！！と嘆いていますwこの先の夢主ちゃんとセンラさんがどうなるか気になります！更新頑張って下さい！待ってます！ (2019年8月27日 10時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ぷーさん» ありがとうございますー！これからもよろしくお願いします！あと、課題頑張って下さい！！w (2019年8月27日 1時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年8月8日 4時
