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(どうしよう)
新幹線の中、ようやく帰れるとうきうきしながら指定の座席に座り外の景色を眺めていると長いトンネルを抜けたら大雨だった。
天気予報では雨だと言ってなかったのに。
早く帰りたいし、いつもより荷物も多い。
タクシーで帰ろうかなぁとしばらく眺めていたけど、雨はバケツを引っくり返した様に降っていてやむ様子は無かった。
何時に着くの？という彼のLINEに到着予定の時間を言っていたからか着く頃に連絡が来た。
迎えに来たから連絡してという文字に一瞬にして浮かれてしまう。
外で彼の姿を見るのはあの飲み会以来だ。
迎えに来てくれたという彼に早く会いたくて予定の数分前に荷物を持って扉の前で到着を待った。
(、、、いた！)
中央改札で待ってると言う彼の連絡に足早に改札を抜けて人混みの中彼を探すとすぐに見つけることが出来た。
こんなに人がいるのに一際目立つように思える。
携帯を触っていた彼が顔を上げた。
目が合った彼は私に気付くとアーモンド型の瞳を優しくして唇は緩やかに上がった。
小さく手を振る彼の姿が嬉しくて小走りになる足が気持ちに追い付かなくてもつれそうになる。
「おかえり、会いたかった」
「ただいま」
人目もはばからずぎゅー、と強く抱き締められることに抵抗が出来ない。
会社の人だって同じ新幹線に乗っていたからこの改札を通るかもしれないのに。
それでも、力強く抱き締めてくれるこの感覚を早く感じたかったから嬉しかった。
「キスしたいけど怒られそうやからそれは我慢するな？」
「、、、うん」
あれ、こんなにかっこよかったっけ？と頭を撫でる彼を見上げながら思ってしまう。
たった一日離れていただけなのに。
見慣れた顔のはずなのに。
外で見る彼はやっぱり新鮮で私をドキドキさせた。
「相合傘してみたくて傘一本しか持ってきて無いんやけど、、、」
思ったより凄い雨になっちゃったなぁと彼は眉を下げている。
タクシーで帰ろうと思っていたけど迎えに来てくれたなら話は別だとすぐに思考は変わった。
「私もそうしたい。だから一本で大丈夫」
帰ろうといつものホームを目指すと私の荷物を持ってくれる彼は嬉しそうに笑った。
「さかたんは？」
「もう力を貸すのにそんなに疲れへんからって家にはおらんのちゃうかな？」
そんなに遅くなるなよってだけは言われてると電車を待つ間こそこそと内緒話のように声をひそめる。
耳元で聞こえる彼の小さな声ですら、隣にいる実感がして嬉しい。
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あーりん(プロフ) - 折_こたぬきさん» わー！貴重な男性コメントありがとうございます！！しかもキュンキュンして頂けているとは、、、すごく嬉しいです！！次のお話でも宜しくお願い致します！ (2019年8月8日 3時) (
レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
折_こたぬき - 初コメ失礼します！初投稿から男子1人でずっとキュンキュンさせてもらってます！これからも更新頑張ってください！ (2019年8月8日 2時) (レス) id: 5fe8b549a6 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ☆レム☆さん» 大好きと言って頂けて嬉しいです( ；__； )！長くお付き合い頂いてありがとうございます！もちろんこちらもフォロバさせて頂くので宜しくお願い致します！ (2019年8月8日 0時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
☆レム☆(プロフ) - またよろしければTwitterのほう、フォローさせていただいてもよろしいでしょうか?長くなってしまい申し訳ありません。これからもずっと応援しております(*^^*) (2019年8月7日 23時) (レス) id: d6601494c3 (このIDを非表示/違反報告)
☆レム☆(プロフ) - はじめまして、コメント失礼いたします。投稿当初からずっと読ませていただいております。読む度に幸せな気持ちになれるこの作品が本当に大好きです(*^^*)無理はせず、あーりん様のペースで更新なさってくださいね！これからも楽しみにしております！ (2019年8月7日 23時) (レス) id: d6601494c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年7月14日 15時
