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「もし「あぁもう良かった〜！」」
私の声を遮って彼の大きな声が聞こえる。
電車を降りてからしばらく経ってるはずだと会社から最寄り駅を降りるまでの時間を数日のやり取りで把握している彼は具合が悪くなって歩けなくなっているんじゃないか心配したとため息をついた。
「ごめんね。さかたんがもう大丈夫なの？って改札出たら話しかけてくれたからちょっと話し込んじゃった」
「坂田ぁ〜？」
あんなやつ放っておけば良かったのに、と彼は拗ねている。
「今日ね、デザート買いたいからコンビニ寄るよ。電話付き合ってね」
「当たり前やん」
いつもより少し回り道で食べたいなと思っていたコンビニのデザートを買ってマンションのエントランスに着いたことを伝えると、電話を切った。
「おかえり」
「ただいま」
帰りに電話をするようになってから自分で鍵を使ってないなぁと彼に抱き締められながら思う。
「熱は、、、無いみたいやね」
「もう治った」
まだ油断出来ひんよ、とおでこに手を添えたままの彼が険しい顔をした。
「、、、おかえりは？」
「ん？」
私の言葉に何のこと？と言う顔をして黙ったままの私を見下ろしていると理解してくれたらしく、小さく笑っておかえり、とキスしてくれた。
「可愛い。さみしかった？」
「、、、うん」
「俺も。さみしかったけど心配やった」
今日は早く寝ようねと話しながらリビングに向かった。
「あれ？今日みんな来てないね？」
「Aちゃんが仕事に行ったって言うたら今日は疲れてるやろうしまた今度にするって」
「そっか。今日みんな来てくれたよ」
「会社に？」
「うん。悪戯する気満々だったけど」
くすくすと思い出し笑いをしながら今日の事を話すと、あいつらはAちゃんのためならきっとある程度の事はすると彼も笑った。
ご飯も食べ終え、お風呂を上がってようやくゆっくりできると一息つく。
ソファに座る彼の足元に座ると疲れた？と優しく頭を撫でてくれた。
「今日ね、」
こんな事を言われた。こんな事が嫌だったと話し出すとうんうんと小さく頷きながら目を見てちゃんと話を聞いてくれる。
「ちゃんと我慢してえらいなぁ」
思い出してふつふつと怒り出す私の頭をゆっくり撫でながら目を細める彼に、怒り始めた気持ちはどこかに行ってしまう。
「気にしたらあかんで」
Aちゃん頑張ったんやし、と笑う彼を見て頷くと、ソファにいる彼の膝の上に乗せられ、お疲れ様と強く抱き締めてくれた。
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あーりん(プロフ) - ふらわぁさん» 発狂だなんてありがとうございますw出来る時になるべく更新するようにしているのでこれからもお付き合いお願い致します★ (2019年6月18日 5時) (
レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ(プロフ) - もう、更新早めで発狂してました (2019年6月17日 19時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 白雨さん» 白雨様ー！ありがとうございます！m(_ _)mキャラクター崩壊も甚だしいですがこれからもよろしくお願い致します！ (2019年6月17日 16時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 赤星になりましたね！おめでとうございます〜！これからの展開も楽しみにしてます(*´艸｀) (2019年6月17日 11時) (レス) id: 7f0c200b78 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ふらわぁさん» ありがとうございます！深夜更新が多いのでご迷惑をおかけするかもしれませんがお付き合いよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月16日 23時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年6月9日 16時
