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仕事が終わって家に帰ると玄関まで慌てて来た彼はまず私の顔を見てもう大丈夫だと確認したらしい。
普段通りだとわかると朝の物分りの良さはどこにいったのか。
さみしかったさみしかったとついてまわり、次の日の朝もさみしい、いやだと私の腕を引いて困らせた。
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ようやく来た週末。
ショッピングモールの開いている時間に終われた私はメンズの服屋に立ち寄り彼の服を買った。
メンズの流行りは何もわからないので店員さんに体格や雰囲気を伝えて何着か出して貰う。
トップス何枚かと黒のスキニーにスニーカー。
あと部屋着。
プレゼント用ですかと聞かれプレゼントには間違いないかと頷くと綺麗にラッピングされた大きいショップバックを抱えて帰ることになった。
(似合うだろうな)
やっとちゃんとした服を着せてあげれるなー、と買った洋服たちを早く着せたくて家へと急ぐ。
玄関を開けるといつも一目散に走ってくるのが今日はやけに静かで一瞬いないのかと不安になる。
玄関にある見慣れない靴。
(誰、、、、、？)
泥棒でもいるのか。
耳を澄ませても聞こえてくるのはテレビの音。
(え、どうしよう)
とりあえず今ならまだ部屋を出れると鍵を持ち直したとき、彼が走ってくるのが見えて安心した。
「ただいま」
いつも通りぎゅー、と抱き締められて安心する。
鞄とショップバックが邪魔で立ちにくい。
顔を上げると楽しそうに笑っている。
なんだ？と彼を見るとしっかりと私の目を捉えた。
「Aちゃん」
「、、、、、、、え？」
「Aちゃん」
驚いて声が出ない。
びっくりしたままの私を見下ろして彼は相変わらず楽しそうに笑っている。
なんで名前、、、教えたっけ？
いや、教えてない。
え？なんで？とか話せるようになったのかとぐるぐると考えていると手を掴まれリビングへと歩いていく。
リビングのドアを開くとソファに人がいた。
(人...？)
「おー、おかえりなさい」
ソファに座り自分の家のように振る舞う小柄なスーツの男の人がいた。
いや、人じゃない。
羽を大きく広げ茶色い髪にはツノが生えている。
びっくりするよね、と細い目を更に細くして楽しそうに喉の奥から声を出すように笑っている。
「おねーさん、センラの事助けてくれてありがと」
(センラ...？)
隣の彼を見ると目が合う。
頷く彼は困ったように笑った。
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おかゆ*(プロフ) - 番外編ありがとうございます！小センラさん大好きだったので悶えました……無理しない程度に頑張ってください (2019年10月9日 12時) (
レス) id: 8572672a4d (このIDを非表示/違反報告)
関西風しらすぅ@坂田家 - 言葉喋るショタより何も喋らずに言葉理解してなかったり仕草で感情表現するショタの方が天使よな。まぁつまり神ってことよ。何のご褒美ですか。平日の夜中4時ににやけながらこれ読むってただの変態なんですけど。 (2019年6月6日 4時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - あのんさん» ありがとうございます！コメント頂けると励みになります(;o;)これからも楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年5月26日 20時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - とても好きです！！読む度癒やされてます！ (2019年5月26日 20時) (レス) id: 2726eacb2c (このIDを非表示/違反報告)
月希(プロフ) - あーりんさん» 全然！！気長に待ってます！！ (2019年5月22日 0時) (レス) id: 106e1f2421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年5月17日 21時
