ギャグ、シリアス、ホラー…etc短編集!!! (ページ14)

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メリーさんのメール３ページ14

「メリーさんからのメールを貰った人の中に、そのメールとかの動画を撮ってる人が居て。その動画には、メールが止んだ後の事は写ってなかったの。」

「……なにそれ……」

「しかもだよ？ホラーに置ける当然の如く、メールを貰った人は失踪。しかも、その失踪した人の友人さえも……部屋から出なくなったり、学校に来なくなったり……精神を病んだり。碌なことにならないらしいよ？」

「も、いい。もー止めてくだせぇ！」

「これからこれから♪
それで、その失踪した人のメール履歴を見てみたんだけど、動画に写ってるメールさえも、その携帯には入ってなかったんだって。」

「つまり……メールが消えたって事？」

「そ。そんで最後に送ったと思われる文章は、
『お前らやめろよww怖くて泣くぞww』
だったんだけど……メールアドレスが可笑しいんだよね。」

「可笑しいって……変なやつなの？」

「うーん……そういうんじゃなくて、失踪した人のメアド帳に入ってないメアドだったんだよ。」

「なのに、なんか知ってる人に送る文章みたいだね……まるで友達みたい。」

「でしょ？だから警察とかも友達に事情を聞こうと思ったんだけど……」

「精神を病んでるってわけか。」

「そーゆーこと♪ね、どう？怖い？」

……正直、背筋が寒いです。
うぅぅ……絶対今日寝れないよぉ……

「今日寝れなかったら恨んでやるからぁ……」

「おおぅ。怖い怖い♪あ、そろそろ予鈴なるわ。んじゃ、今日の授業も頑張ろう☆」

「うー……」

結局、その話を考えてて授業に集中出来なかったわけですが。
そんなこんなで家に帰って夜になってしまうんですよねー。

……寝れんわ。無理だわこれ。

「はぁぁぁ……もぉ最悪だよ……！」

これであれだね。メールが来たときにゃ泣くわ。これ。

ブーッ、ブーッ……
「ひっ！？」

携帯にメールが一通。
これは……？

from mery-san@mery.mail.ne.jp

『私、メリーさん。今貴方の後ろにいるの。』