三十八話 心の叫び 伊作side ページ8
伊作「どういうこと??」
A(今は◯◯子か)のあまりにも余裕そうな表情を見て、逆に僕が心配になってきた時…
◯◯子「見てればわかるよ」
ハニカムように笑うAを見て心なしか安心感を覚え もう一度くノ一教室のみんなに視線を移す
・
「みんな、何してるんでしゅか??」
ユキ「あ!おしげちゃん!!」
トモミ「実はね〜…」
おしげ「な〜んだ!そういうこと!◯◯子先生は先ほど帰られましたわよ?」
「「「え??」」」
おしげ「先ほど、入門表にサインされてましたし…小松田さんに会ったら分かると思いましゅ!!」
ユキ「トモミちゃん!」
トモミ「ええ!急ぎましょう!!」
そう言ってくノ一教室のみんなは門の方へ向かっていく
・
伊作「協力者がいるってこと??」
A「まぁねー」
気づけば◯◯子はいつものAに戻っていた…いつ着替えたんだろう←←
A「おしげちゃんが出てきたあたりからかな?」
伊作「なんで僕の考えてることわかったの?!」
A「顔に書いてある…さ!まだ終わってないよ!門のところに行くぞ!」
伊作「ちょ、ちょっと!?」
急いでAを追いかける
伊作「…」
Aは六年生の中では一番プロ忍者に近い…いや、プロ忍レベルの忍術を身につけている
幼い時もAの後ろを追いかけていた___
そして、それは今も変わらなくて…
下手したら 距離がもっと遠くなってる気がするんだ…
伊作「僕はこれからもAの後ろを付いていくだけなのだろうか…」
前に問いかける…だがこんな小さな叫びが届くわけがなく、
飛び移る際に鳴る木々の音にかき消された_______
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