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がしかし、イヤミは避けるタイミングを失い、
顔面思い切り殴られて地面を引きずった。
「あれ…?あれ?……シェーーッ!!」
起き上がってイヤミがまたシェーをするがまた顔面を殴られる。
〈ボコボコです!これは早くも勝負あったか!〉
そして男はイヤミに近付いて胸倉を掴んで、
腹を思い切り何回も殴っていた。
「おい、なんだあれは」
『えぇ…』
「ケッ…」
「はあ…」
七人の空気も完全にしらけている。
誰もイヤミを見向きしていないかと思われたが、
ここでおそ松が立ち上がって、大きく息を吸い込んだ。
「馬鹿野郎!!!イヤミ!なんだよその見せ掛けのシェーは!
修行した?型は完璧?馬鹿!そんな形だけの上っ面のシェー意味ねぇよ!!」
「上っ面のシェー…?」
「感情が乗ってないと威力なんて出るわけないだろ!?
もっと腹からシェーと思えよ!皆お前の心からのシェーを待ってんだから!!」
「心からのシェー…?何を言ってるザンス…?」
おそ松が怒鳴り込みながらイヤミを説得するが、
イヤミはイマイチピンと来ておらず、理解していないようだ。
「ま、ここは僕達に任せて!
ほいこれなーんだ!」
「それはミーの…通帳!?」
「フシャーーー!!!」
チョロ松が持っていたイヤミの通帳を上に投げると、
猫とフュージョンした一松が爪を立てて粉々にした。
「っ!?シェーーーーッ!!!!」
「おわぁ!!」
「「出た…!」」
おそ松の言った心からのシェーをしたイヤミは
見事にシェー拳を発動させて、相手を怯ませることに成功した。
代わりにイヤミのダメージは相当大きいが…。
「こらおそ松!何してるザンス!!」
「いや…チョロ松だけど」
「イヤミー!これもー!」
「それは…!保険証…!」
「フシャーーー!!!」
トド松が出してきたのは保険証であり、それを上に投げると、
また一松が爪を立てて粉々にしてしまった。
「っ!?シェーーーーッ!!!!」
「うわぁぁ!!」
「「よし…!」」
二回目もシェー拳を出すことが出来て、このままいけば優勝も狙えるだろう。
『イヤミー!また僕たちのグッズにイヤミハブられたよー!』
「シェーーーーッ!!!!」
おそ松さんの新作グッズの中にはイヤミがおらず、
その現実を突き付けるハイ松にイヤミはシェー拳を出す。
「イヤミー、俺写真集作ったぜ」
「シェーーーーッ!!!!」
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びたー(プロフ) - ゆっこさん» コメントありがとうございます。おそ松さんハマって自分のことのように嬉しいです😊この作品を読んでくれてとても嬉しく思います!ありがとうございます🙇亀更新ですが、これからも頑張っていきます。よろしくお願い致します🙏 (2022年9月24日 21時) (レス) id: 8be8dbacef (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - 最近おそ松さんにまたハマり始めて占いツクールを適当に漁ってたんですが良作にあえて一気に見ちゃいました。これからも頑張ってくださいm(_ _)m (2022年9月24日 18時) (レス) id: cd9fc5524f (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - くりおねさん» コメントありがとうございます😊はい…!遂に続編来ちゃいました!これからもよろしくお願いします🙏 (2022年9月23日 16時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - もう続編か...!! (2022年9月23日 15時) (レス) @page49 id: a3e7c7059c (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - くりおねさん» 感情的になって言葉を崩してしまうハイ松くんを書いて不安でしたが、衝撃を与えてくれて気恥ずかしいです😌💞ありがとうございます😊 (2022年9月22日 13時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:びた一 x他1人 | 作成日時:2022年9月14日 21時