るろうに剣心〜宗次郎様に恋をして〜

葵 ページ28

葵side
桜子(人1)さん、急に消えちゃって…。
何だか志士雄さんも、お疲れ気味です。
「葵。」
志士雄さんが呼ぶ。
「はい、志士雄さん。
って…、そちらの方は…？」
「新入りだ。あいつが出ていったからなぁ。」
何だか、か弱そうな子ねぇ…。
可愛らしい。
細くて、小さな女の子。
でも、やっぱり、桜子(人1)さんみたいな、
活発には、見えない。

「そんな訳で、葵、世話をよろしく頼む。」
「はい。」
と、返事をしたら、志士雄さんはいなくなってしまった。

「よろしくお願いします。」
と、女の子から挨拶をされる。
まあ、良い子な子ねぇ…。
声も可愛い。
「…
「そんな！挨拶は、常識です！」
え？
私が、挨拶を返そうとした時、
つい先ほどまで、私の考えていた事を、
当てた⁉︎⁈
「それから、私の事、弱そう、って…、
馬鹿にしてました⁇
酷いなぁ。なら、遊んで下さい♪」

な、なんて子なの…。
でも。
「良いわよ。私も、負けたくありませんから。」

「やったぁ！じゃあ、お願いします。」

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