とある冬の日 ５《Tosaka》

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『どーしたの？』





「どーしたの？じゃねーんだけど」





『え？』






「なんでここにいんの？」






『お風呂入ったら目覚めちゃって…

あ、運んでくれたんだよね？ありがとう』






「別にそれはいいけどさ…」





なかなか言わないから何言いたいのか

わかんないよ。



気持ちをストレートに言うのうまいのに

こういう所あるんだよね

変なところで恥ずかしがっちゃって。









『なに？』





「目、覚めたら隣にお前いないんだもん」






意外な理由すぎて、ついクスッて笑ってしまった







「何笑ってんだよ」






『いや、理由が可愛す、』




「あ？」




『ごめんなさい。』






言い終わる前に邪魔されちゃった。


可愛いのにーー







「隣にいなくて寒かったんだけど」




『ごめんね』






いつの間にか隣に来て

腕を回してきて、肩に頭を置かれた








『重い』





「俺を癒せ」





『ほんと俺様だね』







ほらーよしよしーー って棒読みで頭を撫でてあげたら








「気持ちこもってねぇ (笑)」






ほんと小さい子供。可愛いよ…多分ね









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