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プロローグ2 ページ3

『…ん。』


目を覚ますと、私は白いソファーの上に横になっていた。


あまりの驚きに、私は思わず起き上がる。


いや、それよりも足は?!撃たれた足…!!


私に掛けてくれてたので有ろう布団を剥がし、撃たれたはずの右足を確認する。


流血していない。


??


じゃあ…あの痛みは何だったんだ?


とあえずホッとし、ソファーから降りる。




ガチャ



ん゙?


鎖の音しなかった?ねえ?


首を見ると、予想通り鎖で繋がれている。



『嘘でしょ…!』



身振り手振り鎖を外そうと努力していると、不意に部屋のドアが開いた。



「よっ!元気してたか?」




現れたのは、私を攫った張本人の男だ。


数秒後


ゾロゾロと後ろから、その男と似た様な顔をした奴らが部屋に入って来た。


「my honey?大丈夫か?」


「あっは!元気なら野球しよ?!」


「…足に睡眠薬喰らっただけで気絶とか、迷惑なんだけど…?」


「一松兄さん…僕らのお姫様に言っちゃ行けない言葉じゃ無い?」



大体この場に居るのは6人ぐらい。


顔が似てるとはいえ、雰囲気や喋り方は違うみたいだ。


「俺ら6つ子なの!あの最強松野家の6つ子!!」


その男はニシシッと笑い、「知ってるよね?」と後押しする。


『いや、誰ですか…??』


ほんと。誰?


知らないし。ねえ…?


「俺はおそ松!横に居るのがシコスk…チョロ松。んでバット持ってるのが十四松…で、」


トド松「もー…。面倒くさ。僕がトド松。」


一松「一松。」


カラ松「フッ…。カラ松だ。」


おそ松「お!兄ちゃんの説明省いてくれてありがとね!!」


その六つ子達は次々と自己紹介(?)を済ませ、最後に長男のおそ松が私に言った。



おそ松「で、君には俺らの妹になって貰う予定なんだけど…、死ぬかどっちが良い?」



そう言うと、銃口を私に向ける。


あっれ?さっきのほのぼのとして雰囲気は…?


だが勿論…、答えは決まっている。




『…い、妹になります…!』




そう言うと、おそ松は「良い子良い子!」と私の頭を撫でた。









しかし、この松野家の妹になるのがどれだけ危険な事か私が知るのは、もう少し後の話だ。

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作者名:ねね | 作成日時:2019年8月14日 19時

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