愛が２個。 ページ2
春千夜に見つからないようにアジトの一角にある個室に隠れることにした。
『失礼します…？？』
ドアを開けると薄暗い部屋。
そっと中に入ってゆっくりドアを閉めた時だった。
「おい…Aか？何してんだ？」
『！！あ、ココさん、』
後ろから声を掛けられ吃驚して振り向くとそこに居たのはココさん。
なんだかホッとした。
ココさんは梵天の中でも優しくしてくれるいい人。
あと鶴蝶さんも。
『春千夜から隠れようと思って…』
「あぁ、あの薬中か。」
ココさんも春千夜の事薬中って認識してるんだ。
灰谷さん兄弟もそうだったなぁ。
そう考えていると廊下から春千夜が名前を呼ぶ声が聞こえた。
「…ハァ、はいはい。」
助けを求める目でココさんを見ると呆れた様に返事をしてくれた。
「三途、Aあっち。」
私を奥にやって、ドアから顔だけを出し春千夜に話しかけたココさん。
ここからじゃあんまりわからないけど２人が話しているのはわかる。
「あン？？ソレ嘘じゃねーな？」
「あぁ。」
暫くすると私の方に来て「もういいぞ」と笑って言ってくれた。
相変わらず優しい。
『ありがとうございます。』
「じゃあ謝礼１万な。」
『も、持ってません…』
目線を逸らしてそう言うとココさんはククッと笑った。
解せぬ。
「冗談だ。ほらもう行け、三途にばれたら俺が死体(スクラップ)にされる。」
『はい、ありがとうございました。』
ぺこりと頭を下げるとココさんは「また来いよ」と今度は少し意地悪気に笑った。
やっぱり顔が良い。
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ひがんばな - 最高ですね (2022年9月20日 18時) (
レス) @page16 id: 2e55c6cac2 (このIDを非表示/違反報告)
しらそ - 好きです、はい。語彙力がなくなるくらいに← 文才の塊やないですかもちこちゃこ。様、シリアスもあればネタもあって読んでいて楽しい作品です！ (2022年4月30日 14時) (レス) @page45 id: 12e9945153 (このIDを非表示/違反報告)
もちこちゃこ。 - おふとんさん» ごめんなさいごめんなさい驚きのあまり変なコメ返の仕方をしてしまいました何が「e」やねんって思いましたよね安心してください私もです！！！！！！！！！！！！！！！！！！ (2021年12月29日 20時) (レス) id: b54f2c1a06 (このIDを非表示/違反報告)
もちこちゃこ。 - おふとんさん» e (2021年12月29日 20時) (レス) id: b54f2c1a06 (このIDを非表示/違反報告)
おふとん - なんかさ、神じゃね？飽き性やけど読んだ瞬間続き読もうと思ったもん感想？え？あぁまじですき (2021年12月15日 21時) (レス) @page16 id: e77bb3532f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちこちゃこ。 | 作成日時：2021年9月30日 18時
