殺人鬼の友達作り 目高→戯言 ページ8
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目の前に変態がいた。
いや、会ったばかりで変態と決めつけるのは失礼だとは思うが、あっちの世界で魔法使いがウザイくらいにかまってくるので変態だと何となく察しがついた。
「おー、起きたか」
「此処は?」
「俺達の家だっちゃ」
変態の隣にいた刺青に聞くと、後ろから特徴的な口調で答える声がした。
「にしてもコイツが新しい妹だっちゃか…」
「なかなか可愛いだろ?」
「うんうん!だけどスカートじゃなくてズボンをはいているのはいけないね!!スカートをはくときはスパッツははかないように!!あとゴスロリは…」
凄いマシンガントークだった。
あと最後の奴はあの魔法使いに負けず劣らずの変態っぷりだった。
『…ねぇ』
「ん?何だい何だい!あぁ、裏世界の仕組みについてかな?まず殺し名について…」
マシンガントークは止まらなかった。
まぁとりあえず、殺し名やら呪い名やらなど、この世界の仕組みについては何となく分かったからいいとしよう。
それにしても
『零崎、ね…』
殺人鬼か…。それも僕とは反対の。
「おうよっ!説明しずれんだが…呼吸するように人を殺すってかんじ?」
「大雑把すぎるっちゃ」
「まぁまぁ…とにかく君は今日から家賊の一員だ!!!」
「まずは私のことをお兄ちゃんって呼んでごらん?」「やめるっちゃ」「こっちに近づくんじゃねえ!!」
(友達の前に家族ができました)
(良かったね、宗像ちゃん)
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作者名:ぼるぼっくす | 作成日時:2014年5月25日 17時