私、機械系も結構得意なのよね!! ページ29
《気づいてなかったの?
いつも零のシャツの胸ポケットに小型で完全防水、完全防弾の
盗聴機能付き発信機を忍ばせてるって。
上着を羽織っててもはっきりと音が聞き取れるっていう、
私の自信作なんだから!!
これで、浮気しててもすぐ気づけるし、
零が危ない目に遭っててもすぐに助けに行ける!!
まぁ、零が浮気するわけないって信じてるから、主な理由は後者だけどね。
あ、因みにこれと同じの一雅と根岸さんの上着の胸ポケットにも入ってるよ》
洲「本当だ!!ってかいつこんなもの!」
根「最近優衣華ちゃんとはあっていないはずだが…」
《忘れたの?私が変装の名人だってこと。
私が警察庁長官になって割とすぐの頃、そこの前の廊下で誰か女とぶつからなかった?
2人とも同じ日に、同じ人に…》
洲「あ!あの時!!」
根「ぶつかった後、そういえば埃でも払うかのように、
胸ポケっとらへん触ってたな」
洲「そういえば…あれ優衣華だったのかよ」
《まぁ、そういうこと》
洲「ってか、盗聴器で忘れてたけど、優衣華が怪盗ダイヤって本当か?」
《まぁ、“元”だけどね》
根「なんで怪盗なんか…理由次第では捕まえなければならないが…」
《実はね_____》
洲「それなら、まぁ、仕方ない。
だが、なんでその名前を使って情報とったりなんか…
普通に聞けばいいだろ」
《いや、だってそれじゃ面白くないし…》
洲「はぁ、面白いってなぁ。俺はクビになるかと思ったんだぞ?」
《あはは、ごめんごめん。でも大丈夫だよ。私はそんなことじゃクビにしないから》
洲「はぁ」
根「っていうか、ここに書いてあるメールアドレスよく見て気づかないといけなかったな。
これ、完全に優衣華ちゃんのメールアドレスと同じなんだから」
《流石に悪戯のためにそこまでやる気なかったし…》
降「それは普通だ」
あれから、怪盗ダイヤに何度も情報を盗まれては、
暫くしたら情報が戻ってくる。
それが、何度も続いて、そういえば最近暫くそれがないなと思ったら、
手こずっていた組織の奴らに紛れて内側から、その組織を滅ぼしていた。
そういう日々の繰り返し。
相当暇をしているのだろう。
普通警察庁長官はそんな暇ではないはずなんだけどなぁ。
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ゆい(プロフ) - 毬莉さん» こちらこそ、そんなに楽しんでいただけてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2020年8月17日 19時) (レス) id: 465e2ee520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 毬莉さん» 私もそういう展開は当初から考えて……一応、私の時間と心に余裕があれば続編を作る予定なので是非その時には見てください。 (2020年8月17日 19時) (レス) id: 465e2ee520 (このIDを非表示/違反報告)
毬莉 - 今日一気見しました!個人的には最後に組織の幹部との再会があったら…なんて思いましたけどすごくいい作品でした!私に感動とワクワクをくれてありがとうございます。 (2020年8月16日 2時) (レス) id: 6812348321 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ジュナさん» そう言っていただけると嬉しいです!ありがとうございます! (2020年4月19日 23時) (レス) id: 4d0148218e (このIDを非表示/違反報告)
ジュナ(プロフ) - 一気に全部読ませていただきました。とても面白かったです! (2020年4月11日 1時) (レス) id: 55c9c1f989 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2018年4月25日 9時