工藤優衣華、退職 ページ30
私が警察庁長官になって、3年弱。
『お父さん、お母さん、新一、久しぶり』
零「おい、なんで俺まで工藤邸に?」
『実はみんなに話があったんだ』
優「話、とは?」
『私警察を退職する』
零「なんでそんな急に!?」
有「そうよ!なんで!?」
優「そうか、もう確かにその頃だな」
有「どういうこと?」
新「警察庁長官でいるのって、結構短いんだ。
普通2、3年くらい。警視総監もだけどな。
黒田さんは、何故か異常に長かったけど…」
『まぁ、そういうこと』
優「いつ辞めるんだ?」
『もうすぐちょうど3年になるから、その時にね』
零「そう、か。優衣華が俺の上司じゃなくなるなんてな」
『ふふっ、まぁね』
有「でもそのあとはどうするの?
まだゆいちゃんは若いんだし、いくら貯金がたくさんあるからって、
今まで通り使ってたら、そのうちお金なくなるわよ。
それに、将来子供もできるかもしれないわけだし」
零「…///」
『私、女優をやろうと思う』
有「まぁ!それなら私も大賛成よ!!」
優「だが、橘真琴は引退したんだろ?」
『橘真琴はもういない。
藤峰優衣華として1から女優をやるつもり』
有「私の旧姓を使ってくれるの!!」
『まぁね、その方が色々やり易いし』
新「だけど、工藤優衣華は警察庁長官として知られてるわけだし、
そのうちバレるんじゃないか?」
『別にバレたところで問題はないでしょ?
警察はその時もう辞めてるわけだし』
新「まぁ、それもそうか」
優「マネージャーはどうするんだ?」
『もちろん、前橘真琴のマネージャーだった人に頼むよ。
そういう約束だったしね』
有「でも、その人ってゆいちゃんのこと知ってるの?」
『もちろん。女優引退する時に全部言ったよ』
優「それならなんの問題もないな。
だが、マジシャンはやるのか?もしやるんだったら、彼も喜ぶと思うが」
『一応やるつもり。本業は女優だけどね』
有「ゆいちゃんなら絶対また大女優になれるわ!!」
『そうだね。最悪なのは橘真琴と同一人物ってバレることだから、
それは気をつけないとね』
零「あぁ、そうだな」
有「じゃあ、ゆいちゃんの退職祝いでもしましょ!
どうせなら、思いっきりやっちゃいましょ!!
明日にでもやりたいから、前の時ほどはできないけど、
前みたいにみんな呼んで!」
『それは楽しそうだね。じゃあ早速連絡しとくよ』
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ゆい(プロフ) - 毬莉さん» こちらこそ、そんなに楽しんでいただけてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2020年8月17日 19時) (レス) id: 465e2ee520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 毬莉さん» 私もそういう展開は当初から考えて……一応、私の時間と心に余裕があれば続編を作る予定なので是非その時には見てください。 (2020年8月17日 19時) (レス) id: 465e2ee520 (このIDを非表示/違反報告)
毬莉 - 今日一気見しました!個人的には最後に組織の幹部との再会があったら…なんて思いましたけどすごくいい作品でした!私に感動とワクワクをくれてありがとうございます。 (2020年8月16日 2時) (レス) id: 6812348321 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ジュナさん» そう言っていただけると嬉しいです!ありがとうございます! (2020年4月19日 23時) (レス) id: 4d0148218e (このIDを非表示/違反報告)
ジュナ(プロフ) - 一気に全部読ませていただきました。とても面白かったです! (2020年4月11日 1時) (レス) id: 55c9c1f989 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2018年4月25日 9時