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『清海A』
「こんにちは！ 遅くなってごめんね、って形式的に謝るね！
「さぁさぁ皆さんお待ちかねっ、ぼくが『Eve』の巴日和だね……☆」
入室早々に騒ぎ立てる巴さん。
室内にいた北斗先輩は、ぽかーんと固まってしまっている。
天祥院さんも、呆れた様子で打ち合わせの指揮をとり始めた。
「今回は、【サマーライブ】への
「ところで、何で君が彼と一緒にいるのかな？」
天祥院さんが私の目に訴えかける。
「あれほど近づくなと言ったじゃないか」と、すぐにでもお小言を述べたそうだ。
「英智くんには関係ないね！ ぼくとAちゃんが親しくなっただけだしね♪」
「ふぅ〜ん……Aちゃん、ね？」
『い、いや、私は教えてないっすけど!?』
「それよりも！ 英智くんに言いたいことがあるんだよね！」
両手を腰に当て、巴さんは真っ直ぐ天祥院さんを見つめる。
それに、天祥院さんはいつもと変わらない笑みで応答。
「何かな？」
「ぼくとしては、この子が夢ノ咲で腐っていく姿は見たくないんだよね。だから、この子はぼくたち『Eve』が預かるね！」
「……うん、何を言っているのかさっぱりわからないよ。」
「ええ〜、英智くんってそこまで頭働かないの？ ぼく、何度も説明するのは面倒だね？」
「君の主張は理解不能だ、と言っているんだ。僕の問題というより、君のプレゼン力が低いんじゃないかな？」
天祥院さんの笑顔が、だんだん禍々しくなっていく。
近くにいた北斗先輩は、思わず後ずさりをしていた。
「英智くんに懇切丁寧に説明してあげる義理はないね。しかもこれは決定事項だしね！」
『はぁ!? んなこと急に言われても』
「Aちゃん自身には、もともと興味があったんだよね。遅かれ早かれ、こういう展開にはなってたと思うよ？」
「Aちゃんの意思を尊重しようね、日和くん。君ひとりの意見で、多くの人を無意味に振り回すのは愚の骨頂だ。」
両者の間に、バチバチと火花が飛び散っているみたい。
当事者の私にも、何が起こっているのかさっぱりわからなかった。
「うぅ〜ん。ぼくひとりの意見でも、何人分の価値はあると思うけどね？ たしかにAちゃんの考えを尊重するのには賛成だね！」
前触れもなく、振り返ってくる巴さん。
私の頬をするりと撫でて微笑んだ。
「絶対にきみを『巴日和』の虜にしてみせるね……♪」
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生しょうが(プロフ) - にゃーちゃんさん» うわぁぁ！更新できず申し訳ないです！！面白いだなんて照れますね…！これからも読んでくれると嬉しいです！！ (2022年12月17日 12時) (
レス) @page26 id: 9fefad8449 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！とても面白くて、引き込まれる様に一話から最後まで全部読んでしまいました…!!続きがとても気になります！更新頑張って下さい、楽しみにしてます！ (2022年12月14日 15時) (レス) @page25 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが(プロフ) - 空桜さん» こ、こんな長編を一気読み…!?（大歓喜）ハマっていただけて嬉しいです！あとちょっとで投稿ペースも戻ると思うので、これからも見守っていてください…！笑 (2022年11月23日 20時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
空桜(プロフ) - 初めまして、更新お疲れ様です。昨日から一気読みするくらいハマってしまいました笑 イベントやスカウトを交えつつオリジナルのお話を読める作品は中々なかったので新鮮です。お知らせも読みました。ご自身のペースで無理はなさらずに頑張って下さい (2022年11月19日 21時) (レス) id: bedbd72616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：生しょうが x他1人 | 作成日時：2022年10月29日 16時
