仔犬の笑顔 ページ18
「あっ、いやっ…。」
私ったら、とんでもないことをっ!?
さらりと言葉にしてしまったものの、よく考えてみたら、この上なく怪しいのは、私の方だ。
「あの、その、
雨、降ってきちゃったし…寒いし…。」
全くフォロー出来てないのは、百も承知。
でも、自分でフォローしなくちゃ、誰もしてくれない状況にますます焦る。
「手…冷たかったし…。」
徐々に小さくなる声と肩身…。
「なんか、放っておけないし…。」
って、自分、必死だな…。
もう、穴があったら入りたい…。
――― しーん
沈黙。
恥ずかしすぎる…。
目の前にいるキミを見ることなんてできなくなって、ドレスに似合わない、100均で買ったちょい履き用のサンダルを履いた自分の足に視線を落とす。
この状況、どうやって終わらせたらいいの？
もう、墓穴を掘りまくった私に、今度は、キミが吹き出した。
「ブフッ
ちょっと待ってて。」
そう言うと、ポケットからスマホを取り出して、私に背中を向けると、誰かに電話をかけている様子。
「もしもし？今どこらへん？
……うん、……うん、えっ、まだそこ？
…ごめんごめん……よろしく。
着いたら電話して。じゃ。」
四角い肩。
男の子の背中だなぁ〜。
なんて、後ろ姿を見ていたら、電話を終えたキミが、急に振り向いたから、一瞬、ビクッとして。
振り向いたキミが
満面の笑顔だったから
ドキッとした。
急に、そんな笑顔見せられても、
私、どうしていいかわからないよ…。
そのままの状態にフリーズした私に、笑顔のままのキミが言った。
「部屋で待たせて。」
深夜に仔犬を拾いました。
このマンション、ペット可だよね？
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ふるみ♪ - ニカは私のすべて〜☆にかが主人公ということでこの小説よんだら面白い！じゃないか！これからもこれ読み続けたい！ (2016年7月29日 21時) (
レス) id: 2271a2e46e (このIDを非表示/違反報告)
植尾あい(プロフ) - えりPさん» ありがとうございます(*^_^*)二階堂くんの雰囲気でてますか？よかったー。私の頭の中の妄想二階堂くんなので、願望てんこ盛りですが、えりPさんの癒しになれていたら嬉しいです。 (2016年4月16日 22時) (レス) id: 2cc18cecc9 (このIDを非表示/違反報告)
えりP(プロフ) - あいさん♪♪作品素晴らしいです！ニカの声や表情がにニカらしくて、すごく引き込まれています。ニカからの優しいハグに涙が溢れてきました。引き続き、ニカの世界を楽しませていただきますね。 (2016年4月14日 12時) (レス) id: 55468976ba (このIDを非表示/違反報告)
植尾あい(プロフ) - えりPさん» はじめまして(*^_^*)最初から読んでいただけるなんて感激です！ありがとうございます。パスワード作品については、メッセージで送らせていただきますので、ご確認ください。これからも、よろしくお願いします。 (2016年4月11日 22時) (レス) id: 2cc18cecc9 (このIDを非表示/違反報告)
えりP(プロフ) - あいさん、はじめまして。えりＰと申します。hiyoちゃんの紹介で、これから読むのをとっても楽しみにしています。承認よろしくお願いします。 (2016年4月11日 9時) (レス) id: 55468976ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：植尾あい
| 作成日時：2014年12月23日 18時
