【猗窩座】あした、君と生きる【成り代わり】

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「...ゆき。こゆき。」

貴「....こゆ、き？」



自分の名前でない名前を呼ばれて目が覚め、
私はとまどう。

ここどこ？あなた誰？え？
病院にこんな和風な病室あるわけないし。
看護師さんこんな人じゃなかったし。


誘拐とか、じゃないよね。

少し不安になる。



「よかった、起きて。もう私はお前がいつ目を開けなくなるかが心配だよ。」

「え、なんn...ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ...ｺﾎｯ ..! 」



なんのこと、と聞こうとしたら
咳が止まらなかった。

思えばなんだか喉が痛むし体も熱い気がする。

私、熱あるからこんな変な目に
合ってる夢を見てるんじゃない？

多分そうゆうことだ。じゃないと。



...ううん、そんなわけない。

いくら鬼滅の刃の世界に自分も行きたいって思ってても
行けるはずがないじゃないか。




私はもう一度、目を閉じる。

目の前にいた女の人の声かけに
何一つこたえずに。



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