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いっったい...!!
...けど。目の前にいる彼女を救わないと。
表面的な言葉しか私は言えないけど。
貴「大丈夫、大丈夫。まだやり直せるから。」
「...っグス...ごめんなさい、ごめんなさい!!」
震える肩を撫でる。
きっと、彼女は魘夢に甘い言葉でもかけられたに違いない。
そんな彼女の、他の人たちも含めて、
人の弱った心につけ込むなんて。
絶対に許さない。
貴「あなたを誘い込んだ鬼は私が倒すから。だから無事でいることを約束して。全てが終わったら、私と友達になろう。」
「...ありがとうっ約束する。あなたがみんなに好かれる理由がわかったよ...」
彼女とのやり取りを終えたその時。
「...Aさん?!お腹のその傷!血が...!!!」
貴「炭治郎!起きたんだね、私は大丈夫だから!」
彼女に威嚇する炭治郎。
私は彼女の前に立って、
もう害がないことを伝えた。
その間にも私のお腹から血がポタポタと流れる。
炭治郎が事情をわかってくれ、落ち着いたところで
私も常中で止血を試みる。
大丈夫、もう血はでてない。
貴「炭治郎、鬼がどこにいるかわかる?」
炭「クンクン...上です、先頭のほう。すごく、嫌な匂いだ。」
貴「わかった!」
後ろから名前を呼ばれたが、
私はお構いなしに窓を開けて枠を掴んで
そのまま逆上がりをするようにして上へあがった。
炭「Aさんっ、俺もすぐ行きます!待っててください!!」
貴「わかった!」
たぶん、炭治郎も錐を渡され、精神の核を壊せと伝えられた人たちに襲われたのかもしれない。
けど、私にはそっちに構ってる暇はない。
ごめん、炭治郎。
私は列車の上を走り、
先頭のほうへ向かっていく。
どんどん空気が重くなっていく。
...これ、結構な数たべてるな。
貴「ねえ ...人はお前の使い捨て道具じゃないよ...」
魘「あれえ、起きたの?随分早いお目覚めだね」
魘夢、まずはお前を倒す。
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みいこ(プロフ) - 綾織さん» うおおおおおその通りなんです...不器用なんです...これからもそんな夢主ちゃんの頑張る姿wl見守ってあげてください!!コメントありがとうございます(*^-^*) (2019年12月27日 22時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
綾織 - この夢主ちゃん、周りの人を思うが故に空回りしちゃう、いわゆる不器用なんですよね…でもそんな所も可愛いというか… (2019年12月27日 21時) (レス) id: 68bb132a93 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - 歩美さん» ご指摘ありがとうございます!!僕と私がごっちゃになってましたね(滝汗)訂正させて頂きました! (2019年12月27日 13時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
歩美(プロフ) - お館様の一人称は私だっと思います! (2019年12月27日 12時) (レス) id: da227d5396 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - 月の歌姫さん» コメントありがとうございます!!そう言って頂いてめっちゃ嬉しいです(号泣) これからもそう思っていただけるよう、頑張りたいと思います!!本当に励みになりま、ありがとうございます!! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みいこ | 作成日時:2019年12月17日 16時