誰も死なせるな、守れ【鬼滅の刃】

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確かこのあたりだ。

もうすぐで、もうすぐで。



貴「あっ...カナエさん！！！」

ｶﾅｴ「....A！」



カナエさんを見つけた。

鬼はどこだ？と思いあたりを見渡す。

...倒されている。



ｶﾅｴ「この鬼、血鬼術がつかえたの。それが少し厄介でね、手間取っちゃった。」



それでもさすがカナエさんだ。

怪我ひとつもしてない。



ｶﾅｴ「やっぱり無理なのかな。鬼と仲良くするなんて。この鬼も全然私の話に耳を傾けてくれなかった。」

貴「そのことについてはまた考えましょう。二人の鬼の拠点を探しましょう、まだ生きている女性がいるかもしれません。」

ｶﾅｴ「...そうね、探しましょう！」



カナエさんはいつも出会った鬼、全員にカナエさんの考えを伝えている。

まあ鬼にとって人間は捕食対象だし、
全然話を聞いてはくれないみたいだが。

それより今からは他に行方不明になった女性を探さなければ。

生きているかもしれない。
死んでしまっていてもせめて遺体だけは。

それに私はいつ童磨がやって来るかは知らない。

早いうちに終わらせて蝶屋敷へ戻った方がいい。



ｶﾅｴ「じゃあ私は西側から見るわ。Aは東側から。もし他の鬼に出くわしたら叫んで。すぐ駆けつけるから。」

貴「わかりました！」



カナエさんにそう言われて、
背を向けた瞬間。

頭上から声が聞こえた。



「なあなあ、その鬼と仲良くなれるかって話。もっと聞かせておくれよ。」



即座に私とカナエさんはその鬼と距離をとる。

...こんなに来るのが早いだなんて

目には上弦の文字と弐の文字。

頭から血をかぶったような髪の毛。




貴「_____童磨！！！！！」




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