ついてないのもお互い様 ページ15
「てゆうか君、昨日まふまふに連れてかれてた子だよね？」
はぁ、とため息をつきなるべく黒髪から離れようとしていた私に、黒髪は顔を寄せ話しかけてきた。
って、え？もしかして、てかやっぱり目立ちましたよね。あれ。
あー.....これはもしかしなくても私の平穏な高校生活終了のお知らせかな...
心の中で絶望していた私にさらに近づいてくる黒髪
「あんなまふまふ久しぶりに見たなぁ。あ、君何年何組？」
『...個人情報なので』
冗談じゃない。ただでさえ私は今そのまふまふとやらのせいで最悪な状況なのにこいつとまで関わりたくない！！！！！
『失礼します！！』
そう吐き捨て、私は逃げるように人混みの中へ入っていった。
「××駅〜××駅〜」
ん、やっとあと2駅で最寄り駅に着くな。
そうこうしている内に最寄り駅はもうすぐだった。
これなら遅刻しないかも！
ついてないことばっかだと思っていたが、不幸中の幸いだろうか。
頑張って走ってよかった〜！
心の中でガッツポーズをしていたその時。
.....ん？
なんか、後ろに違和感...？
スカートが風になびくようにゆらゆらと動く。
太ももあたりに何かが当たっている感覚。
次第にその何かは上へ上へと上がっていく。
待ってくれ。お願いだから待ってくれ。
状況が上手く理解できず抵抗が遅れたことを何かは肯定と受け取ったのか、どんどん大胆に触れてくるようになった。
スカートの中へ入り込む何かは躊躇なく撫でるように触れてくる。
っ気持ち悪い！！！
私の耳元ではフーフーッと興奮を抑えているような荒い息遣いが聞こえ、本格的にまずい状況なのだと理解した。
待って待ってお願い待って
「.....っやめ、て、ください」
怖くて怖くて、頑張って絞り出した声も小さく震えていて、周りの音にかき消されてしまった。
なんで.....いつもいつも私は.....男なんて...
助けて...誰か！！
グイッ
一瞬何が起きたか分からなかった。
何かに引き寄せられた私は、そのまま温もりに包まれた。
「...もう大丈夫」
頭上からした優しい声に、涙が溢れた。
「うちの生徒に何してんだよ」
「ひっ」
怒りを帯びたその低い声に、相手の男は怯んだ。
その時、電車は駅に停車し扉が開く。
男はまるで怪物にでも見たかのように走り去っていった。
続く
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歌詞さん！「君が笑顔だとやっぱり嬉しいね！」
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のら雲(プロフ) - ネコ好きーさん» すいません！！元三月狐の現のら雲です！ずっと作品を放置してしまって、本当にすみませんでした。違う場所に、この作品の続きを作るので、ぜひ読んでくれると嬉しいです。自分勝手ですみません。 (2018年3月14日 2時) (
レス) id: 2a7eb3c4ac (このIDを非表示/違反報告)
ネコ好きー - 三月狐さん» いやいや！全然駄文じゃないですよ？！ はい！ わかりました。ありがとうございます！！！！ (2016年4月23日 1時) (レス) id: 39d9e5a3e7 (このIDを非表示/違反報告)
三月狐(プロフ) - ネコ好きーさん» はい！駄文ですみません…ですよね、皆さん魅力的ですよね！!精一杯書かせてもらいますので、是非、お楽しみに！!((キラッ (2016年4月20日 23時) (レス) id: e91c6d4fcc (このIDを非表示/違反報告)
ネコ好きー - うわああぁぁ！！！さっそく更新ありがとうございます！り、リクエスト…は全員好きで迷ってしまいます（汗）だからこそ、それぞれのオチを書いてくださるのも魅力ですね！楽しみにしておきます（（キリッ (2016年4月20日 15時) (レス) id: 39d9e5a3e7 (このIDを非表示/違反報告)
三月狐(プロフ) - ネコ好きーさん» ふぉぉぉ！こんな作品を読んでいただき、ありがとうございます！こ、更新、もっと頑張らせていただきます！あと、リクエストとかございましたら、是非是非またコメントを！! (2016年4月19日 18時) (レス) id: e91c6d4fcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鎖 | 作成日時：2016年1月30日 15時
