142 ページ42
塩��刑事「防犯カメラの映像や、周辺の聞き込みから、女が最後に目撃されたのはこのあたりだ…。それでもこの情報も約一週間前の物だ。今はどこにいるのか…」
塩��刑事はそう言いながら、小難しい表情を浮かべながら文字がたくさん書き込まれた地図を広げてくれた。
その中にいくつかの丸が書きこまれており、どうやらここであの女性が目撃されたらしかった。
よく見ると、私がジント君と訪れた場所がほとんだ。
私たちの後を追う様に、彼女はジント君の影を必死に追いかけていたんだろうか。
「と、とにかく、ここら辺を全部探してみましょう！」
舜太「そうやな。ここでじっとしててもジントさんが見つかるわけやなし」
塩��刑事「はぁ…。何で君たちそんなに必死に彼を探そうとするんだ？どんな関係？」
舜太「そんなん、未来の義兄さんに決まってるやないですか！」
塩��刑事「ん？未来の義兄さん？それってどういう―」
「え？！ちょ、ちょっと舜太何てこと言い出すのよ！！」
未来の義兄さんって、それって…。
何さらっととんでもないことを言ってくれてるんだ。
私は言いようのない恥ずかしさと、焦りと、激しく高鳴る鼓動とで、一瞬頭が真っ白になってしまった。
そりゃ、私だって、将来一緒に付き添ってくれる人は、ジント君みたいな人がいいって…いや、むしろジント君がいいって思ってたけど…。
いや、そんなこと後でいいの。
今はとにかく―
「と、と、とにかく早く行きましょう！！！こんなことしてる場合じゃないでしょ？！ねえ刑事さん？！」
塩��刑事「え？あぁ、う、うん。車が向こうに停めてあるから、それで…」
そして、私の気迫に少したじろいだ様子の刑事さんに連れられて、私と舜太もジント君の手掛かりを探して駆けだした。
―
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
milkssss(プロフ) - ひぃさん» いえいえこちらこそ変な捉え方をしてしまい申し訳ありません！続きも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年3月8日 15時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 良い意味で面白い展開で予想外でした！私の伝え方で誤解を与えてしまったようですみません。続き楽しみにしてます！ (2020年3月6日 3時) (レス) id: 6c73ae34c1 (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - いちごさん» 感想ありがとうございます！そんな風に言ってくださると、書いてよかったって思います。ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - ひぃさん» 感想ありがとうございます！予想外になってしまって申し訳ないです…。続きも頑張って書いていきますので、良ければまた読んでくださると、嬉しいです！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - みるくさん» 感想ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！今日からまた続きちょこちょこ書いていくので、良かったら読んでみてください！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：milkssss | 作成日時：2020年2月26日 19時
