Step*3 ページ4
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あ「めんどくさく、ないよ」
目の前にいるのは、藤井。
首をぎこちなく横に振る。
その様子を無表情で見ている藤井。
藤井「…そう」
今度はくるり、と向きを変えると
ゆっくり歩き出した。
・
その場に立ちすくんだ。
君との距離がどんどん、開いていく。
…話しかけて、くれた。
それだけで今日一日が幸せな気がした。
・
私よりも随分大きくなってしまった、彼の身長。
出会ったときはまだ一緒くらいだったよね。
出会ったときはまだ普通に話せてたよね。
・
あ「…好き」
届かないってわかってるけど
それでも呟く私は、なんなんだろうか。
この言葉、君の背中に
何回投げかけたんだろう。
・
すると、バシャバシャと音を立てて
一人の女の子が藤井の横に駆け寄っていった。
見事にその水しぶきが私に当たる。当てるつもりはないんだろうけど。
・
その女の子は、可愛い。
スタイルもいい。
それに、
萌未「おはよ、翔!」
幼馴染という特権を持っている。
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YASSUN - めっちゃくちゃ面白かったです!! (2013年6月17日 5時) (レス) id: f2dc25f00d (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ - 久しぶりに読んだけど泣ける・・・何で小説書くのうまいの?書いてくれてアリガトゥ (2013年6月8日 21時) (レス) id: 576c00883f (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡。(プロフ) - 燈那華瞬さん» ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです! (2013年5月19日 14時) (レス) id: 88001a5ac5 (このIDを非表示/違反報告)
燈那華瞬(プロフ) - こういう終わり方も良いですね♪凄く良かったです、お疲れ様でした! (2013年5月19日 10時) (レス) id: d78e5f31e8 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡。(プロフ) - みーるさん» ありがとうございます!いい話なんて…嬉しいです。読んでくださり感謝です! (2013年5月18日 19時) (レス) id: 2edbbe2204 (このIDを非表示/違反報告)
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