Step*1 ページ2
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窓を開けると思ったよりじめじめした天気で
何粒か雨が窓にくっついていた。
あ「…雨か」
独り言が、やけに大きく耳に響く。
この時間はこの家では誰も起きていない。
全員、9時くらいまでは平気で寝ている。
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最近は気分は沈んでいて
適当に用意された朝ごはんのパンを、せめてものストレス解消にと
思いっきり噛み付いて、噛み千切った。
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あ「行ってくる!」
なるべく大きな声で言うと
「はい、行ってら」
という寝ぼけた返事が返ってきた。
・
今日は中間テスト。
…遅れるわけにはいかない。
段々早足になっていく。
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派手な音を立てて
水溜りを踏んで歩いていると
ふいに知っている傘が見えた。
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私はその人を避けて
裏道へ回り込んだ。
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YASSUN - めっちゃくちゃ面白かったです!! (2013年6月17日 5時) (レス) id: f2dc25f00d (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ - 久しぶりに読んだけど泣ける・・・何で小説書くのうまいの?書いてくれてアリガトゥ (2013年6月8日 21時) (レス) id: 576c00883f (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡。(プロフ) - 燈那華瞬さん» ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです! (2013年5月19日 14時) (レス) id: 88001a5ac5 (このIDを非表示/違反報告)
燈那華瞬(プロフ) - こういう終わり方も良いですね♪凄く良かったです、お疲れ様でした! (2013年5月19日 10時) (レス) id: d78e5f31e8 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡。(プロフ) - みーるさん» ありがとうございます!いい話なんて…嬉しいです。読んでくださり感謝です! (2013年5月18日 19時) (レス) id: 2edbbe2204 (このIDを非表示/違反報告)
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