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プロローグ ページ1






　ふと、空を見上げた。

　うっすらと開いた瞼の隙間から見えたのは、雲一つない群青色の空だった。




　それはまるで深い深い湖のようで、自分の身体が空に吸い込まれそうだ何て感じた。しかし、瞬きするとパっとその景色は消える。

　まるで、最初から存在しなかったように。




　―――アレは、幻影だったのかもしれない。





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作者名：空天 馬 | 作成日時：2016年6月11日 1時

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