4話 ページ5
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入学式(という事は此処は何かしらの学校である事が確定された)が終わり、寮へと案内される
何でもこの学校?学園は全寮制らしく、全部で七つの寮があるしい。
俺と髭切が配属された
海の魔女の慈悲の精神に基づく【オクタヴィネル】
その他に
ハートの女王の厳格な精神に基づく【ハーツラビュル】
百獣の王の不屈の精神に基づく【サバナクロー】
砂漠の魔導士の熟慮の精神に基づく【スカラビア】
美しき女王の奮励の精神に基づく【ポムフィオーレ】
死者の国の王の勤勉な精神に基づく【イグニハイド】
茨の魔女の高潔な精神に基づく【ディアソムニア】
の以上七つ
その中でも、セベク・ジグボルトなる青年がディアソムニアに配属された際に、あちこちで上がった“畏怖”の言葉から
ディアソムニアは他から何処か一線を敷いた寮なのだろう
.......それよりも
あのユウ、という少女
あれは間違いなく同じ世界の2205年より以前から飛ばされてきたもの
「主」
髭切に呼ばれて顔を上げると、寮のマークが入った鏡の前に立っていた
どうやら此処を潜って寮へと向かうらしい
躊躇う足を一歩踏み出し、目の前が歪む
歪む、歪む、ゆがみは、きえる
体を包んだ水の感触
瞼を開くと.............
『錆びちゃう!!!!』
「錆びないよ、これくらいじゃ」
海の中にいた
刀剣には天敵なんだぞぅ!!!!
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作者名:白昼のアマリリス | 作成日時:2020年6月7日 18時