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ーとある廃校に霊が出た

怨霊化する前に捕まえろ

獄卒の名にかけてなー









*.


『と言われたけれど……』

「まさか2人で行くとは思わなかったね〜」


ホントよ全く
……まぁ、男の獄卒が一人いれば心強いのは心強いのだけれど


『それにしても……』


ボロいわね


喉まで出かかった言葉をぐっと飲み込んだ
こんな事を言って、ココに住んでいる霊達を怒らせたら……めんどくさいわ


「じゃ、ちゃちゃっと片付けて帰りますか」

『そうね』

「お酒飲みたいし!」

『それは佐疫に止められてるでしょ?』

「知らないよ」


はぁ……ぶれないわね
……それが木舌のいい所でもあるんでしょうけど


「A?なにボーッとしてるの?」

『なんでもないわ。行きましょ』


今は任務に集中
獄卒の名にかけて、霊を速やかに獄都に連れていかなくては


「ってぇ〜〜どこだよココ〜」

「大丈夫?兄さん」

「ドジだね」

「〜〜〜お前らなぁぁ」


まさか霊が7人もいるとは……そのうえ、六つ子とその幼馴染みだなんて……
まだ予想もしていなかったわ

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作者名:白昼のアマリリス | 作成日時:2016年5月11日 8時

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