フォーリンラヴな10話目 ページ12
そんでまあなんやかんやあって入間君達は原作通り魔具研に入団した。
ざっくりしすぎだって？だってホントに特筆すべきことがなくて……
強いて言うなら入間軍が入団するって言ってきた時、ぶっ倒れたキリヲ先輩のやや引きつり気味な笑顔が最高にかわいかったことくらい。
「Aりん先輩！私何すればいい!?」
そう言って飛びついてきたのはクララちゃん。
うーんかわいい。
「貴様は大人しくしていろ！！ナリネ先輩に失礼だろう！！」
私からクララちゃんをひっぺがすアズくん。やはりかわいい。
「まあまあ二人共！」
そして困ったような笑顔を浮かべて二人をなだめる入間くん。これはかわいい。
かわいい×かわいい×かわいい=最強
つまり入間軍って最強ってことだな？？？？
顎に手を当てて最強だと呟いていると、突然キリヲ先輩が後ろから抱きついてきた。
「な、ななな?!キリヲ君ちょっ、何!?」
推しに抱き着かれるというとんでもない状況。
えっ、私前世でどんだけ善行積んだの？それとも私死ぬの？
何が何だかと目を白黒させていると、若干拗ねたような声でキリヲ君が囁く。
「Aちゃんに構ってもらえなくて、僕寂しいわぁ。
それともAちゃん、入間くん達に浮気？」
「ほぎゃぁ……！」
やはり私は今日死ぬようです。今までありがとうございました。
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蚊の泣くような声をあげて崩れ落ちたA先輩が心配だけど、
何というか、何だこの、この甘酸っぱい空気……！！
普段優しいキリヲ先輩があんな表情するのか、頭の隅っこでぼんやり考えた。
たぶんこれは現実逃避だと思う。
ちらりと後ろを振り返るとクララもアズくんも顔が真っ赤になっている。
きっと僕も同じような顔だろう。
真っ赤になって崩れ落ちたA先輩を抱きしめたまま、A先輩のほっぺにキスした。
キリヲ先輩は僕らの方を見ると、にっこり笑って口元に指をやった。
「今のは、Aちゃんには内緒な」
僕らはもう真っ赤になってコクコクと頷くしかできなかった。
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スキ魔
「目覚めたら入間くんたちが真っ赤っかだったんだけど何かあったの？」
「特になんにもなかったで」
「そうなの？」
「えっ！？あっ、はい！！」
「？」
二人の関係を勘違いし、邪魔しちゃ悪いかな……と入間軍に絶妙に距離をとられ、それを疑問に思うAと、計画通りとほくそ笑むキリヲがいたとかいなかったとか。
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桜餅 - キリヲ先輩が尊い！！夢主ちゃん！その気持ち分かる！続き楽しみにしてます(*´∀｀*) (7月23日 15時) (
レス) @page13 id: 5f69658ab8 (このIDを非表示/違反報告)
めあ - 続き楽しみにしてます。。。！最高すぎます (2023年4月2日 13時) (レス) id: 2c86cc600d (このIDを非表示/違反報告)
ユルピ - 先輩最高！ (2022年12月29日 18時) (レス) @page12 id: 34a4d76f16 (このIDを非表示/違反報告)
おたく - つ、続きを。。。。 (2022年12月16日 10時) (レス) id: 76e9a0ff7d (このIDを非表示/違反報告)
るる - 可愛いです好きです。大好きです (2022年10月30日 20時) (レス) @page12 id: f87a1352f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいすくりぃむとちょこれぃと | 作者ホームページ：なし
作成日時：2021年6月12日 13時
