もしアイナナの世界にトリップしたら

キラキラオーラ ページ14

「近いです……千さん……」


なんとか千のホワイトアウトから逃れ、改めてアイドリッシュセブンの皆を見る。


「…………ぐふっっっ！！！」


「Aちゃん！？？」


百が支えてくれる。



「だ、大丈夫です……。ちょっと皆さんのキラキラに当てられただけ…………ぐふっ………」


「ちょっとAちゃーん！！？」

百のほうをうっかり直視してしまい、こちらでもダメージを受けた。



「くくっ……A……本当に違う世界の子なのか？」


千が笑いを堪えながら言った。



「違う世界とはどういうことですか？」

一織がそう聞く。



「えっと………気がついたら公園で寝てました」


「Aちゃん結構説明下手！？」

そう言うと百は私と会った出来事をかいつまんで話してくれた。



「つまり……どういうことだ？」

環は全然理解できていないようだ。


「うーん？俺たちがゲーム………？」

「にわかには信じがたい話だな」


陸、大和がやはり疑いの眼で見ている。


「あなたは夢でも見ているのでは？」


一織にそう言われ、流石に泣きそうになってきた。

「待ってください……皆さん。ワタシにはこのladyが嘘をついてるようには見えません」


泣いてる私にぎょっ、とした皆のまえに颯爽とナギが現れた。


「泣かないで。my princess」


「そーだよ。Aちゃんは嘘をついてない。


俺らの非公開の本名とか、いろいろ知ってたし」

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