教師陣が私のオタクだった件について【魔入間】

番外編　ツムル先生と新人ちゃん　2 ページ9

アニメ勢の方ネタバレ注意かもです…すみません🙇




『うわ！すごい！！私がたく…私の好きなアクドルのポスターがたくさん！！』

「まぁ、Aちゃんオタク歴は長いからねっ！
　
Aちゃんが活動始めてから…かれこれ3年だからそんくらいは推してるかな？」


そう、推している…ていうかガチ恋。

あの輝く笑顔に心を掴まれた。


『そ、そうなんですか！！すごい！

　きっとAちゃん知ったら喜びますよ！！』


「そうかなぁ…悪取会にも何回も行ってるから認知されてるとは思うんだけど。」


『あ、ええ、あ、た、多分そうですね！！』


「…さっきからテンパってどーしたの？」


『いや、なにも…！？』


おかしい。A先生、Aちゃんを推しているはずなのに…こんなに熱気が感じられない。

ていうか焦りの色が強い。


もしかしたら…



「(家系能力 鑑定色(ジュエル)…

　…やっぱり。かなりの憔悴と心配の“青”…)」


『…何かしてません？』


「…もしかしてAちゃんって…

Aちゃ…」

『…ツムルせんせー？

　それ以上はダメだぞ！』

Aちゃんがこちらに笑顔を浮かべる。


あれ、この笑顔…どこかで…




そうだ、あの時だ。





俺の心を掴んだ“あの人”の笑顔。






「…ｯ！！」

自分でもわかる。顔が赤く染まっていること。



俺は、この教師…いや、この小悪魔に


心を盗まれてしまった。

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