教師陣が私のオタクだった件について【魔入間】

6.問題児と昔の思い出 ページ7

「…で、なんでここで止まるんですかA先生。」

『いっ、いやぁ…なんだか緊張しちゃって…』


アクドル歴3年、現在20歳の私｡

今絶賛緊張しています。


カルエゴ先生が隣にいるのもあるんだけど…



『(いやいやいや！！それでもなんでこんなに緊張するのっ！？
　今までのライブは一切緊張しなかったのにっ！！)』


そう、私は緊張なんて滅多にしない｡

緊張と言ったら…あの時もそうだったなぁ…








ブルース・A 学生時代



音楽祭｡


あの時はまだ、私の中でアクドルなんてテレビの中だけの話だった頃。


『ええっ！？わ、私がセンター！？』

「うん！だってAちゃんかわいいじゃん？」


私たちのクラスは音楽祭の出し物で当時流行りだったアクドルのダンスをアレンジして発表することになった｡




『嬉しいけど…本当にいいの！？』

「もっちろん！！」


嬉しいけど緊張する。
そんな気持ちを経験したことのなかった私にとってはなんとも変な気持ちだった。




結果としては優勝｡


ステージで踊っていたの時の記憶はない｡なんか怖いけど。


でも楽しかったのは確か。


これが、アクドルになろうと思ったきっかけ。

そして私が、初めて緊張した時のエピソード。










『ってこともありましたねぇ』

「ほら、早く行きますよ」



問題児クラス…

いいじゃない｡最高のステージね！

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