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11.魔茶(後編)+新作 ページ15

『はあああああ…(オトナって…私ったら変なこと考えて…恥ずかしい…)』



「どうしたの?特大ため息ついて。」



『ダリ先生には関係ないです…魔茶いただきますね』



「どうぞどうぞ〜

 …うーん…なんとなく僕、A先生が特大ため息ついた理由わかっちゃったかも」


『え?簡単にわかるはずないですよ、そんなそんなぁ』


「なんか自信無くなってきたなぁ…


 僕…
 A先生がオトナって言葉の意味勘違いして一人で恥ずかしがってるもんだと思ったけど…

 
 そんなわけないか!」



『えッッッッ(図星)

 いや、違います違います』


「まぁまさかね〜…そんな事、僕に対して思わないか!」


『いや…

 そんなの、分かりませんよ』


「え?」


『もしかしたら、そのうち、ダリ先生対してそういう感情を抱く…かもしれません」


「ははは、そうかなぁ!


…だとしたら…いや、やっぱ内緒」


『え、え!なんですか!?気になります!』



「うーん…内緒なものは内緒だからなぁ…

 今言えることは…」


『今言えることは!?』



ダリ先生がふわっと耳元で囁く。


鼻をくすぐる甘いような、でもなんだかほろ苦い香り。


ダリ先生のこの香り、私は好きだ。


『ちょっ、近い…』


「“A”が大人になるまで待つから…いつでも僕のところに来て」


『ふぃえっ…』





「あ!もうこんな時間!じゃあ、また後で“A先生”!」

『は、はいぃ』



急な呼び捨て…

なんだったんだろう。


しかも、なんでこんなに心臓の音が聞こえるんだろう…。


『これが、大人かぁ…』


私には少し早い。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「…はぁ、もうあんなの告白じゃん。

 A先生…罪な女すぎるって…」






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新しい作品を作りました!
読んでくださると嬉しいです!

余命なんて吹っ飛ばす。【ダンタリオン・ダリ】

12.先輩→←10.魔茶(前編)



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ぼーる。(プロフ) - ふゆさん» コメントありがとうございます!!リクエストまで…😭了解しました!どこかで出せるようにしますね!!兄弟恋愛も良きですね〜!! (4月19日 21時) (レス) id: b1853636f9 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - とてもおもしろいです。面白すぎて語彙力が吹っ飛んだ。「キリヲ先輩〜大好きでーす」全然兄弟恋愛もいいよ!←そんなつもり無いだろうに、何言ってんだコイツ  《リク》何かがあって精神がヤバイときに誰か一人だけに(カルエゴ先生が好き)弱みを見せて欲しい! (4月17日 19時) (レス) @page18 id: 2bf5e7b9f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぼーる。(プロフ) - ぽかりさん» コメントありがとうございます!!面白い、しかも読みやすいだなんて…😭とても嬉しいです!これからも頑張ります💪 (2月16日 16時) (レス) id: f43dd9d3e3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽかり - 初コメ失礼します!! 夢主ちゃん可愛いし話も面白いし読みやすいし最高です!! これからも無理のない範囲で頑張って下さい! (2月10日 23時) (レス) id: 5888972303 (このIDを非表示/違反報告)
ぼーる。(プロフ) - 紫咄さん» コメントありがとうございます!なんとなんと憧れの紫咄様からコメントが来るとは…感激です😭頑張って書いている甲斐があったなぁと思います!これからも頑張ります💪 (2月4日 8時) (レス) id: 3995842506 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぼーる。 | 作成日時:2023年8月22日 11時

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