異名に相応しい姿 ページ32
ヨネ)他の子達もあんな風に褒めないと、乙女心が分かってないね!
秋)うーん…多分、褒める余裕がないだけじゃ…?
しの)まぁしばらくは見惚れるわな、ショートしちゃうのも無理ない
Aの姿を見て顔を赤くしている者も沢山いたのだが、今のAにはそれに気づく余裕はなかった。
野坂)……………
西蔭)…野坂さん?大丈夫ですか?
野坂)…え?…ああ、うん…それより一星君、顔赤いけど大丈夫かい?
氷浦)…き、綺麗…
万作)…氷浦、心の声が漏れてる
岩戸)ド、ドレスでゴス!Aとしののんのドレス姿でゴスゥ?!
明日人)おっ落ち着けよ、ゴーレム…
ヒロト)…か、かわい…じゃなくて!ちょっと褒められたくらいであんな赤くなってんなよ…くそっ…
灰崎)…おい、ブツブツうるせえぞ
ヒロト)あぁ?!お前だって綺麗だの呟いてたじゃねーかよ!
灰崎)なっ…う、うるせえ!
不動)お前もうるせえよ……ったく
砂木沼)ほお…流石はAだな、様になっているじゃないか…なぁ?タツヤ
タツヤ)あ、ああ…
タツヤ)(…坂野上に先を越されてしまった……あれ?先を越されたって……何が?)
豪炎寺)…よく似合っているな
鬼道)ああ、異名に相応しい姿だ
Aは転ばないようにと慎重に階段を下りると、とても視線を感じた。
A)……どうしたの?剛陣くん
視線の正体は剛陣だけではないだろうが…。
とりあえず一番近かった剛陣に聞いてみた。
何故か固まってるが…。
剛陣)……おっ…お、お前…
ワナワナと震えながらAに向けて指差す剛陣をきょとんと首を傾げる。
剛陣)ほ、本当にAか!?Aなんだな?!
A)えっう、うん…Aだけど…?
剛陣)…そ、その髪型といい…いつもとえらい雰囲気違えな…
いつも見ているAとは違うため、剛陣は困惑しているようだ。
A)ああ…これか、今日は特別に秋ちゃんにまとめてもらったんだ
剛陣)な、なんか頬っぺも赤いぞ?
A)メイクもしてもらったからかな…?
剛陣)ほお〜〜〜……女は何とかすると変わるって言うが本当だったのか…いや都会の女だから出来る事なのか?
A)……?
何やらゴニョゴニョと得意気に話している剛陣だが、Aには何を言っているのかちんぷんかんぷんだった。
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作者名：39 x他1人 | 作成日時：2023年7月28日 19時
