愛してください【沖田総悟３Ｚ】 (ページ10)

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愛して８ページ10

沖田君とはあまり関わり合いたくなかった

彼は友達も沢山いて、風紀委員でクラスの中心的存在

顔も悪くなくモテる

だから、関わりたくなかった

なのに

「どうしたの、A？可愛い顔がゲッソリして台無しだよ^^」

『どうしたもこうしたもないよ...あんな人と話したんだし、疲れるに決まってるじゃん』

「あれ？A総悟の事割と好きじゃない？」

『はぁ？ないない。それはないな』

『だって沖田君と私は別世界って感じだもん』

「そう？」

『うん、私はそういうので頑張るのもう疲れた』

「じゃあ俺と付き合っちゃう？^^」

神威は冗談めかしく言った

『ふふっ...その冗談笑えないよ』

「冗談じゃないよー^^」

「本気なんだけど」

神威はいつもの笑顔じゃなくなって真剣な顔つきで私の目を見た

『...え...』

「本気でAの事好きなんだけど。」

「ずっと前から」

神威の真剣な顔は今まであまり見たことが無くてそんな表情に私は怯んでしまった

『...ちょっ...ちょっと待って...』

『...嘘でしょ？』

「嘘じゃないよ現に今喋ってる時も俺すごいドキドキしてるから^^」

『...そ...んな...』

「まだ信じられない？」

そう言った直後

目の前にあるのは神威の顔

「...こうしても信じられないの？」

『......』

『ご...め...』

神威は私にキスをした

動揺と焦りで何も言えなくてただただ屋上を飛び出した

一瞬見えた神威の顔はとても悲しそうで寂しそうで

私は何て事をしたんだろう

走りながらそう思った

自然と涙が出た