愛して 3 ページ5
「さっき 何言われたの?」
『聞いてたー?』
「んーん。聞いてないけど、話してるの見えたからね^^」
『そ。』
「で、何言われたの?」
『あー。2年の頃真面目だったのに 何で3年になってから授業サボるようになったのか聞かれた。』
「そっか、答えたの?」
『まぁ、一応。でも余計なお世話だよ、風紀委員だろうと何だろうと 興味本意な質問は聞き飽きたから。』
「ふーん、俺そういうA好き^^」
『私も神威好きだよー。』
神威のことは好き。もちろん恋愛的な感情ではなくて 友人としてのね。彼は彼なりに優しくて、私を ちゃんと評価してくれる。
『寝よ。眠くなってきた。』
「いいよ、おやすみ。」
『うん、おやすみ。』
私は変わった。前まではテストや学校行事などにも積極的に参加してた優等生。
先生の評価もたくさんあって 嬉しかった。
だけど やっぱり上には上がいて、私なんかよりも頭がいい人評価が高い人がたくさんいた。
誰からも愛されてない私は もう何のために頑張っているのか すら分からなくなって
授業を少しずつサボるようになった。
誰かに認めてほしい。ただ それだけだったのに、私は誰にも認めてもらえなかった。
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作者名:花に嵐 | 作成日時:2017年5月23日 1時