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「ちょっ、お父様どういうこと!?」
広間に私の声が響き渡る。
「言った通りだ。お前は1ヶ月間、私が選んだ王子達と過ごし
その者達から自身の王子を選びなさい」
私のお父様__この国の国王が私にそう告げた。
「嫌よ!私は自分で結婚相手を見つけたいの!」
「A!それが出来ていないから私が選んだんだ。
そもそも、本当ならば私が婚約者を選ぶところなんだぞ。選ばせてやっているんだ
我が儘を言うな」
お父様はそう言うと、ふん、と鼻を鳴らし
広間から出ていった。
「A」
横に立っていたお母様が私の名を呼ぶ。
「...はい」
「あの人はうまく言えないだけなのよ。
だけれど私の想いとあの人の想いは同じよ
あなたに幸せになってもらいたいの。
人は恋をして成長する、とも言いますしね」
お母様はそう言い私の頭を撫で優しく微笑んだ。
「さぁ、王子様達は応接間でお待ちよ。行きましょう」
「...はい」
渋々ながら、私は小さく頷き
お母様の後を追った。
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衣 - さかたんいないんすか? ちなみにうちは不良だお (2018年2月16日 22時) (レス) id: 9169589da1 (このIDを非表示/違反報告)
みかれ(プロフ) - kainくんがこのメンバーに入って珍しいですね(笑)とっても、面白かったです!更新待ってます! (2015年11月29日 14時) (レス) id: 778c569c13 (このIDを非表示/違反報告)
七織(プロフ) - みむはみむ!さん» コメントありがとうございます!更新頑張りますね! (2015年11月15日 14時) (レス) id: 1c7aa34adb (このIDを非表示/違反報告)
みむはみむ! - めちゃくちゃ良かったです!! 更新楽しみに待ってます(υωυ*) (2015年11月14日 19時) (レス) id: f28bf2a922 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七織 | 作成日時:2015年11月14日 16時