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1,陸さんsaid ページ2

七瀬陸「ハァ……っハァ……っ」


オレ七瀬陸は今危険な状況だ。
IDOLiSH7のメンバーであるオレは今日仕事で1人撮影に来てた。

今その帰りなんだけど雨の日に5分前にぶつかった男に襟を持たれ苦しい状況になっている。


陸「ハァ……っすみません……離してくだ……」


呼吸器系の病気を患っているオレにとって雨も今も最悪な状態だ。
力が入らないためメンバーやマネージャーを頼る事も出来ない。
オレ……このままじゃ……

 

『!何しているんですか!?』


その時オレの頭に声が響いた。


息が苦しい状況でオレは声のする方を見た。
その子は優しい雰囲気で美しい女の子だった。ん?女の子?いや……


『何してるんですか!その手を離して下さい!警察呼びますよ!』


その子は男から手を離そうと必死だ。


「邪魔だ!どけ!!」


男はその子のお腹に蹴りを入れた。


『ぐっ!!』


陸「!君……!」
 

『だ……大丈夫です……手を出したらならボクも出しても……いいですよね……?』


その子は男の腕を持ちオレを解放してくれた。



「おい!何してる!!」

「やべ!!」


警察を見かけた途端男は逃げ警察も追いかける。


『大丈夫ですか!?』

陸「はぁ……っはぁ……っ」

『まさか……』


その子はオレを抱き寄せて背中に耳を当てた。


陸「!」

『やっぱり……!』


正直引かれると思った、でもその子は……


『発作止めは?吸入器は持ってますか?』

陸「鞄……の……っゲボッゲボッ」

良『すみません、失礼します!』

その子はオレの鞄をあさり発作止めと吸入器を取り出した。

丁度良いタイミングで雨が止んだ。


『雨が……良かった……』


その子は発作止めと吸入器を使いオレを手当てしてくれた。そして優しく抱きしめてくれた。
その温もりにオレも落ち着いてきた。


『大丈夫ですか?』

陸「うん……ありがとう。ごめんなさい」

『いえ、気にしないで下さい。あ……濡れていますねタオル使いますか?』


その子は自分の鞄からタオルを出しオレに渡してくれた。


陸「ありがとう」

『痛い所はありませんか?』

陸「うん、大丈夫。それより君が……」

『全然大丈夫ですよ!』


その子はオレに心配掛けないように笑ってくれた。

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作品ジャンル:アニメ
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作者名:灯光 | 作成日時:2019年7月11日 22時

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