60 敦side ページ13
僕の目の前に居るのは組合の長
フィッツジェラルド
睨み乍、警戒してると
部屋にあの子がやってきた
直ぐに顔を逸らされたけど
敦「彼女は……」
フィッツジェラルド「あぁモンゴメリ君か?
手の内を知られた異能者に戦術価値は無いんだが、本人がどうしても残りたいと言うのでな」
彼女の言葉が脳で再生される
不意に取り出してきたのは……
駅の時の人形だった
やめろ……この街が大変な事になる!
その時、人形が笑いだした
フィッツジェラルド「始まったか
後はこの人形を破壊し異能発動のトリガーとするだけだな」
敦「判った……降参する
貴方達の捜し物に僕も探偵社も全面協力する」
フィッツジェラルド「ほう……」
敦「だからその異能だけは……その人形を破壊するのだけは……」
フィッツジェラルド「成る程。興味深い提案だ
よし、では協力体制を築こう
生き残った奴とは」
そう云って人形を破壊した
そして僕は、一室に入れられた
「いい気味ね」
扉の向こうに彼女が居た
敦「君は……如何して此処に」
ルーシー「この気持ち悪いゴミを燃やすように言われたの。
ついでに、かわいそうなトラ猫ちゃんの泣き顔を見ようと思って」
彼女は孤児院での事を言い出した
僕も同じ場所にいた
そしたら、彼女の異能の部屋にいた
敦「それから、Aちゃんから、君に伝言
“貴方は1人じゃない。何がなんでも見つけに行くから”って
それと、Aちゃんから君に」
Aちゃんに渡された、小さい猫のぬいぐるみのストラップを渡した
ルーシー「A姉に伝えて
生きて……いつかここから救い出して待ってるから」
そして、僕は飛び降りた
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作者名:2次元夢小説者 | 作成日時:2020年10月24日 7時